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(回答先: なるほど宗教ですか。黄金の一神教ですね。 投稿者 ルパン 日時 2005 年 1 月 31 日 22:38:43)
よく見ると、この話(↓)は現代の資本主義と政治家の無能ぶりを象徴しているように見えてきた。
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http://www.asahi-net.or.jp/~nr8c-ab/afgraesopicae.htm
●ふれると何でも金になるお話
業突く張りの王様は願い事を言いなさいと言われて 「触れるものは何でも金になるようにして下さい」と頼みます。 その願いが聞きいれられ、触れるものは何でも金になりましたが、 その願いは大変な事であったのです。
王様は娘に触ったとたん娘は金に変わってしまいました。 食べ物を食べようとすると食べ物も金に変わってしまい、せめて水でもと思いましたが、 喉に入ってから水は金に変わり窒息してしまうと思い、 触るものが何でも金になる願いを取り消して欲しいと嘆願するお話です。
このお話はミダス王のお話なのですが、ミダス王は太陽神アポロンが太陽を牽いているしか 能がなく、黄金の光を振り撒く浪費家だ。と悪口を言ったのが事の始まりでした。 その悪口を聞いたアポロンは「では何でも望む事を言いなさい。そうなるようにしてあげよう」と 言うのですね。ミダス王に自分の力はそれだけでは無いという事と、 神を侮辱するとどうなるか思い知らせるために「望みをかなえるふり」をしたわけです。
●王様の耳はロバの耳
王様はロバの耳をしてして、それをひた隠にしますが、 いつも髪を刈りに来る床屋は王様はロバの耳である事を知っていて口止めされておりました。
しかし床屋は何時までも黙っている事が出来ず、井戸の奥に向かって「王様はロバの耳」と 大声を出して叫びますが、その声があらゆる井戸の伝わって井戸と言う井戸から「王様はロバの耳」 と聞こえ、皆にロバの耳を知られてしまった王様は「これは皆の意見を良く聞けるように ロバの耳になっている」と打ち明けるお話です。 (井戸ではなくささやいた言葉が風に乗ってというお話もあります。)
さてこのお話は「さわると黄金になるお話」の続きなのです。 アポロンはミダス王の願いを取り消す事には同意しましたが、 罰はまのがれないと言いミダス王の耳をロバの耳にしてしまいます。
そして耳の事が皆にわかってしまったことを知り、 もともと耳の事を知っているのは床屋ただ1人であると分かっているので、 その床屋を殺そうとしますが、 アポロンも自分を殺す十分な理由があるのに許してくれたのだからと床屋を許してやります。
そこへアポロンが現れ「良く床屋を許してやったな。お前の罪をといてやろう」 と耳を元に戻してもらうのですね。 人に対する寛容さを説いたお話となっています。
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