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01:キャロライン・ベイカー 投稿日:2004/12/08(Wed) 23:06
「ハロー、今はもう私たちファシスト帝国に住んでいる」
この文のタイトルには苦心した。私たちが立ち会ってきた選挙と呼ばれ
るみえすいた言い訳(シャレード)は2000年のクーデターの繰り返
しになるだろうと何ヶ月どころか何年にもわたって書いた後、「私が言
ってたことより事態は悪い」とみなしてもよさそうだ。この選挙はずる
をしてうまくもっていかれた?疑いなく。この選挙でのまさかの違法行
為リストは感覚を麻痺させるそのものだ。でも、読みたいと望むなら次
のサイトで見つけることができます。
http://www.accuracy.org/new.htm
数ヶ月前に私は「2004年になぜ投票しないか」というタイトルの記
事を書き、「2つの災いのうち軽いほう」に断固として投票した人びと
の激怒を招いた。彼らのパラダイム(模範)がそうするのを許さないだ
ろうから彼らは私の姿勢を理解できなかった。彼らのパラダイムはこん
なふうになる:ほとんど価値を失っているとはいえ、私たちはまだ民主
主義の国に暮らしている、もしジョージWブッシュが勝ったら民主主義
を死なせるだろうと。つまりジョン・ケリーが帝国主義者で企業にこび
る小型愛玩犬であろうとも、私たちは「彼を選んで勝たせる」。ケリー
が有力なエリートで、「規則で取り締まる」とふれこむと同時に法人の
資本主義の予定表をうやうやしく支持する、より思いやりのある優しい
世界支配と国内問題に関して社会的立法措置を得ようとするネオリベラ
ル体制(主流派)の権化であろうと気にしない。個々には目下はケリー
が負けて悲嘆に暮れているが、2008年に見つけるかもしれぬ希望の
わらにもすがろうとしている。2008年もそうはならないのを彼らは
わかっていない。そう、2008年は来るでしょう、でも、大統領選も
含め、大いにうまくいきそうもない。選挙はあるにしても、クリーンで
フェアー、公正な民主主義選挙にはならないでしょうよ。
世界中の何百万という人びとの機敏な観測報告にもかかわらず、米国で
ほんの一握りの人が理解するのは、私たちが帝国に住んでいるというこ
と、そしてもはや民主主義の国に住んではいないということだ。私たち
が爪痕を残すのを死に物狂いで拒絶するわが国の民主主義の外観は一つ
残らず刻々と経過する時と共に消えてなくなっている。アメリカの同盟
国と敵国はこんなふうに呼んでいる。4年以内にいわゆる合衆国という
民主共和国は認知できないであろうと。問うまでもなく、堕胎合法化の
最高裁判決ロウ対ウエード事件(この事件に対する1973年の判決で
米国の連邦最高裁判所は条件付きで人工妊娠中絶を認める州法の合憲性
を初めて認めた。その条件とは「妊娠の継続が母親の身体的・精神的健
康を著しく損なう」場合、「生まれてくる子供に重大な身体的、精神的
欠陥が予測される」場合、「強姦・近親相姦・非合法な性交により妊娠
した」場合で、妊娠3ヶ月までは本人と医師の判断により中絶が許され
次の3ヶ月は女性の健康を保証するため州政府は中絶を規制することが
でき、残る3ヶ月は中絶を禁止するというものである)の破棄、キリス
ト教ファシストマニアで缶詰状態の最高裁、名指しで非難するイラン、
シリア、北朝鮮、コロンビアへの侵略が予想できる。もっとぞっとさせ
るほど反感を起こさせるのは、傲慢な石油搾取の功績のひとつが結局、
核ミサイルの交換物とわかることだ。私たちはひどくまずいタンクに蓄
えるアメリカ経済とステロイドに関し私的利害のあること以外には関心
がない(海賊、略奪、窃盗?)政府の方針をあてにできる。永久に続く
見解のパトリオット法(愛国法)とそれへの追加が国家の法律になり、
合衆国政府の重要人物とエネルギー分野、財界方面によって画策され資
金供給された、故意にもくろまれた次のテロ攻撃がほぼ間違いなく起こ
る。それは疑いもなく国をコードレッドとマーシャルロー(戒厳令)に
猛烈な勢いで投げ出すはずだ。共通の候補者あるいは勝つ見込みのない
第3の党の候補者に投票する無益を理解できなかった人びとは、ブッシ
ュ犯罪一家のマキャヴェリを崇拝するネオコンがいそいそとこの政府を
くつがえすことなど絶対にないと自分に悟らせなかった。2004年ネ
オコンはこの政府をくつがえさない、2008年この政府をくつがえさ
ない、決してくつがえさないと私は言った。政権を握ったままでいるの
に必要とされることはなんであれやることに問題はないと彼らはいばっ
て宣言する。それには選挙を不正手段であやつること、暗殺、帳簿をご
まかすことが含まれる。とりわけ彼ら個人に関するプロパガンダ・マシ
ーン、アメリカの集合的なメディアを入念に作ることが含まれる。古い
パラダイムがもはやそれの信奉者の要求を満たさないとき、パラダイム
を推進するのは不合理にも自己破壊になる。すでにリベラルな民主党員
たちは愚直にも当然勝つと決め込む2008年の選挙について錯覚して
考えている。そしてヒラリーかオバマ(今回初当選した黒人の民主党の
若手議員)が救ってくれるだろうとくたびれた空想をめぐらせる末期の
パラダイムを蘇生させる決意をさせる。国民が「ファシスト帝国」とい
う言葉を理解するとき、そしてその帝国に生きているのをたっぷり会得
するとき、世界支配というガンと国内のむさぼりに対し消滅した民主主
義の一時しのぎに注ぐ貴重な物理的エネルギー、知的エネルギー、ある
いは精神的エネルギーをもはや浪費するつもりはない。
2001年9月11日、冷戦後の世界の通例とパラダイムはすべて燃や
されグラウンドゼロの灰にされた。過去3年間、911調査員たち(9
11委員会報告のような標準に達しない作り話を提示する調査員ではな
い)は、しでかした連中を何度も何度も戦争犯罪として有罪を証明し終
身刑で収監するに足る証拠を集めている。ヒント:たとえイスラムのテ
ロリストが野蛮なふるまいに掛かり合うため合衆国政府によって諜報に
役立つものとして利用されたといえども、しでかした連中はイスラムの
テロリストではない。9月11日の動機、手段、機会(この3つの要因
はどんな犯罪調査員もまず最初に吟味するが、キーン委員会は調査さえ
しなかった)を理解するとき、私たちがもはや民主共和国に住むのでな
く、それどころか新興のファシスト帝国に住むのを疑う余地なく理解す
ることになるだろう。この徹底的調査のすべてが考察されてしかるべォ
サイトは:http://www.globalresearch.ca とwww.septembereleventh.org
である。ただちにもっとこの結果を探究するとの考えが、たとえ圧倒され
ると君に感じさせ、丸くなって居眠りするすぐ近くのソファーを見つけ
たいと切望させるとしても、しでかした連中が期待していることがまさ
に何であるかに気づいている。しかしながら、2001年9月11日に
まさに何が起きたか、誰が何のためにその犯罪をしでかしたのか、誰が
どう得をしたか、真相を究めるまで私たちには帝国をくつがえすチャン
スはない。
人でなしの胃袋で暮らす市民として、私たちは帝国をくつがえす方法を
考えるばかりか、また帝国内で生き延びる方法も考えねばならない。そ
うする目的で、石油のピーク(ピーNオイル)という概念を理解しなけ
ればならない。それは911攻撃の筆頭に立つ重要な理由のひとつだ。
それを変えようと試みてたとえいかにたくさんの金や骨折りや代替エネ
ルギーの枠組みが浪費されてもじゃまできない、地球の石油と天然ガス
が取り返しがつかない永久の衰えを始めるときが、率直に言って石油の
ピークどきである。石油のピークは歴史のバックミラーで見るとき確か
にわかるだけのこととはいえ、ちょうど今、私たちははっきりと危険な
までにそれと必死に取り組んでいる。石油のピークに関する最新の調査
は:http://www.lifeaftertheoilcrash.netと、地質学者デール・アレン・ピフ
ィファーのhttp://home.earthlink.net/〜annallen0416/energydepletion.html
を見るように。
2004年のどちらも法人組織の候補者は石油のピークを知っているが
アメリカ国民に本当のことを言う必要はなかった。二人の石油株の価値
を減少させることは言うまでもなく、市場に売りに出して一般庶民をカ
オスに投じる危険にさらすことになったはずだ。石油のピークはあらか
じめ人類にわからない重大な地球規模のエネルギー危機であり、食べ物
の価格を急高騰させ私たちが承知するようなアメリカ人の生き方を消失
させるだろう。持続可能の終わりを意味し、惑星地球の成長の終焉を意
味する。票を得るのをひどく熱望する候補者はこの問題を話し合うのを
考えることさえできない。
ある制服組の人物たちが石油のピークが石油会社によってしでかされた
詐欺だと誤って主張して、それを本気にする私たちのような人間を猛烈
に攻撃する。彼らに答えて私は地質学者デール・アレン・ピフィファー
をわかりやすく言い換えて提示しよう。石油のピークは防御されるまで
もない。それはあと10年以内に全く効果的にピークそのものを防ぐ。
911の攻撃に関する包括的調査と石油のピークとの一貫性(関連)に
ついて、徹底的に情報を知らされたいと望むすべての市民は、マイク・
ルパートが書いた「 CROSSING THE RUBICON(後に引けない決定的行動
に出る):石油時代の終焉で没落するアメリカ帝国」を身を入れて読む
べきだ。
では、私が提案する解答とは何か?
まず最初に、実際に私たちが帝国に住んでおり、その帝国が遠慮のない
無制限のファシズムへとまっさかさまに飛び込んでいる現実を、私たち
は進んで直視しなければならない。そのことは私たちがいまも民主主義
の国に暮らすとか、「正当な候補者を選ぶ」ことを基盤とする古いパラ
ダイムが私たちの要求を満たせるとの私たちの執拗なファンタジーの死
を意味する。過去4年にアメリカで3つの不正選挙があった。2008
年にクリーンな選挙があると信じ続けることは地球は平たいと言い張る
のに等しい。
次に、2001年9月11日何が起きたかのひどく不快なおとぎ話のよ
うな作り替えをうのみにしない何百万というアメリカ人と仲間になるこ
とができる。私たちを救うのにふさわしい候補者は誰かでくよくよ悩む
よりも、むしろ帝国が他国や自国の市民をむさぼり食うのを正しいとす
るため利用し続けるのに間に合う重大な分岐点の全く率直な調査を得る
ために、私たちは犠牲者の家族や他の真実を要求する市民たちとの草の
根運動で役に立つことを選ぶことができる。911真実の話し手草の根
運動には合衆国の政治的眺望をすっかり変換する可能性があると私は考
える。そして個人的には少なくとも社会と政治レベルの刷新、元気回復
以上を不満ながら受け入れるつもりである。
加えて、先例のないスケールで大規模にエネルギーを節約して使うこと
そして救急処理法と慣例にないヘルスケアを学ぶのはもちろん、私たち
の食糧の育て方を学ぶことを始めるのが私たちにとって義務である。結
局、私たちは目を覚ましてファシズムと不正手段で操られた選挙の軽薄
な行動に感づかなければならない。2004年11月2日のさらにもう
一つのクーデターに立ち会った後、これまで以上に私は、「私たちがど
う投票して決めようが気にしない。見分けがつかない紳士協定によって
私たちのパワーを無効にするため2つの政党は私たちに対抗して協力し
ている」というウイリアム・エドワード・ドゥーボイス(米国の教育者、
歴史学者、社会学者、作家、NAACPを創設した黒人指導者)の評価
をほめたたえる。「絶えずまた、私たちが共和党か民主党のどちらかを
信頼するのに出くわすなら、まぬけだとけなしたまえ」
▲キャロライン・ベイカーは米国史の教授:cbaker@nmsu.ed
07:アントニオ・ネグリ 投稿日:12/18-15:05
やあ、キャロライン。
私の事はトニと呼んでくれ。
調達できる一切の政治的軍事手段を利用して、安定した世界平和をとおしてグローバルな秩序を保障するために〈帝国〉が立ち現れることは奇妙な事だとは思わない。
しかし、アメリカのリーダーシップは、ときにそれが現す帝国主義的傾向によって徹底的に弱められている、と言えるように思う。
おそらく、ほぼ間違いなく、合衆国は早晩、帝国主義的である事をやめ、〈帝国〉のなかに自己を再認識せざるをえなくなるだろう。
世界の現下の帝国的構成体に対置して国民国家を再現させようとするどのような試みも「欺瞞的で有害な」イデオロギーを表す事になるだろう。
国民国家をどうして欺瞞的で有害なイデオロギー以上のものでないと考えうるのか私には理解できない。
〈生〉の見通しが延長され勤労者の〈知〉とモラルが豊かにされるのは、私にはいいことのように思われる。
ほかでもなくここで、〈帝国〉はそれ自体善として自己を提示しているわけだ。
我々の問題は、スピノザにとってと同じように、個々ばらばらの個人を一緒くたにすることではなく、むしろ、共同性の形態と手段とを恊働して構築し、〈共同的なもの〉の
(存在論的)承認に導くという問題なのだ。
マルチチュードが〈帝国〉に対してこれからすることについては、自分は、グローバルな諸運動の闘士たちが考え行う事にすすんで自らを託したい。
私の言う事を信じて欲しい。
彼ら闘士たちは、子供の頃から、我々なんかよりずっとずっと聡明で有能なのだ。