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暖房のきいた部屋で目を覚まし、全電化キッチンでつくられた朝食を食べる。単純な加熱には、燃料を直接燃やすのが最も効率的だが、そんな汚く面倒なことは嫌だ。
出勤前にはゴミを出す。地球環境にやさしいようにと、きちんと分別をして。しかし回収車が持って行くゴミがどう処理されるのかは知らないし、関心もない。多くの場合、リサイクルの過程にも化石燃料は使われる。また苦労してつくった製品は、化石燃料から直接つくる製品より、一般に質が悪い。ほとんど意味のない作業だが、「皆が良いということ」に参加するのは心地よい。
昼食は、コンビニで「エビ天丼」だ。コンビニの保管スペースは小さい。それでも商売ができるのは、トラックを倉庫代わりにしているからだ。今日もトラックは、多量のガソリンを喰って、排気ガスを放出しながら、コンビニ間を結んでいる。エビはほとんど東南アジアの養殖ものだ。エビ養殖場は、東南アジアの海岸に急速に展開しているが、その裏では、マングローブの大伐採が行われている。我々は、エビ天という形でマングローブ林を食べている。
まもなくクリスマス。夜はイルミネーションが花盛りだ。これは、疑う余地なく電力の大浪費である。しかしマスコミも騒がないし、町の活性化になるし、何より綺麗だからいいじゃないか。何も考えず、何も気づかなければ、ふわふわした日常は終わりなく続きそうだ。
…上で漫画的に示したのは、私に見える日常の断面ですが、こうした状況は、石油文明の終焉を加速させる一方に思えます。これにブレーキをかけ、より穏やかでゆっくりとした終焉を迎えるためには、どのような方策が有効でしょうか?似たようなスレッドを複数たてて申し訳ありませんが、阿修羅諸賢のお考えをお聞かせいただければ幸いです。どうかよろしくお願いいたします。