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【ニューヨーク=大塚隆一】ニューヨーク市の保健当局は11日、複数の薬を服用する多剤併用療法が効かないうえ、感染から発症までの潜伏期間が極めて短いとみられるエイズの患者を確認したと発表した。
米疾病対策センター(CDC)は「多剤耐性と進行の早さという2つの特徴を併せ持つウイルスが確認されたのは、少なくとも米国では初めてだ」と指摘。新型のウイルスが出現した恐れもあるとみて、警戒を呼びかけている。
この患者は40代半ばの男性。昨年12月に感染が確認され、ウイルスの増殖を防ぐ複数の抗HIV剤を投与したが、効果がなかった。また、感染から発症までの期間は通常10年以上だが、この患者の場合はわずか2―3か月だったとみられるという。
(2005年2月12日 読売新聞 無断転載禁止)
http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news_i/20050212so12.htm
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