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自民党の安倍・中川両氏の圧力によって、番組内容が変更されたと
いう趣旨の記事が朝日新聞から駆け巡ったが、両者の言い分は真っ
向から対立して、真相は未だわからない。
ここで我々民族派、愛国陣営が冷静に考えなければならないことは、
今回のケースでは、たまたま愛国陣営の側といえる方に安倍・中川両
氏が組した形となっているが、短絡的に敵陣営の捏造とか決め付けて、
自民党を利さない事である。
言うまでもないことであるが、今の日本のていたらくについては自民党
の不作為の責任が大きい。そして橋本派の献金事件でもわかるように、
都合の悪い事に対しての自民党のトボケ体質、国民を愚弄する体質を、
自民党自身が、特に今回俎上に載せられた、安倍・中川両氏が率先し
てその体質にメスを入れる姿勢を見せなければ、いくら圧力をかけたの
が事実でなかったとしても、その真実をいくら声を大にして言っても、虚し
いだけである。
それに安倍氏といえば、マッド・アマノ氏がHP上で公開していたパロデ
ィー「あの米国を想い、この属国を創る」について、
このパロディーを自分のHP上に転載していた中村敦夫氏との2名に、
削除の要請をした事実があるのは、東京新聞上でマッド・アマノ氏本人
が述べている。
もし安倍・中川両氏の言い分が事実で正しいとすれば、それを疑われ
るような体質でこれまで散々国民を愚弄して来た自民党が招いた災厄、
いわば自業自得である。自民党は大いに反省すべきである。
そして、例のビラ配りに対して地裁の無罪判決が出た直後にも関わらず、
共産党のビラ配りを逮捕する(註1)という、憲法で保障されている司法の
独立に対する宣戦布告ともいえる、警察検察権力の横暴。これでは権力
側が恣意的に言論を操作していると疑われても仕様がない。今回逮捕さ
れた件はたまたま共産党のビラ配りであったというだけで、これは共産党
がスケープゴートにされただけで、本質は我々庶民の政治活動に対する
重大な言論の自由の弾圧、それこそ「圧力」であるということを見極め
なければ権力の思うつぼとなる。
もしビラ配り全体が法に触れるのであれば、日本の公序良俗を乱す風俗
のビラ配りをこそ何故逮捕しないのか? 同じビラ配りでもこの風俗のビラは
政治活動の自由の範疇外である。今回逮捕した警視庁の親方の石原都知
事は新宿の歌舞伎浄化とか、目に見えるパフォーマンスだけはするが、歌
舞伎町へ行く人は自分の意思で行くのである。それに比べて風俗のビラは
それこそ安らぐべき家庭のポストに配布しているのである。もし石原都知事
が真剣に風俗の害と取り組む気であれば、警視庁に対して、風俗のビラの
取り締まりをこそ真っ先に行なうべきである。
石原都知事のお膝元の警視庁で、米国にとって(それは米国の飼い犬で
ある自民党にとって)都合の悪い政治活動に対する言論弾圧が再度行われ
たという事実は、石原都知事は本当は米国のポチの親方であると証明され
たも同然である。
愛国陣営は、まともなことでも天皇に対する意見をいうと「不敬」と、何の考
えもなしに、犬の条件反射よろしくまくし立てる者も多いが、このような単純さ
こそがその実は権力に都合良く利用されるという事を、ゆめゆめ忘れてはな
らない。運動は心して行わなければならないのである。
平成17年1月17日
註1
東京新聞によれば、逮捕された僧侶は、住民から尋ねられた時に、「正当
な政治活動だ。」と言ったそうであるが、この物言いは宜しくない。いくら憲法
で保障されている権利である正当な政治活動(言論の自由)であったとしても、
権利はぶつかり合うものである。住民のプライバシー権を尊重してこそ政治
活動も円滑に行えるのであるから、このような場合は「ご迷惑をおかけして
います。○○の内容のビラを配布させていただいています。」ぐらいの挨拶は
するべきであった。庶民である住民と円滑なコミュニュケーションがとれなくて
は、政治活動のイロハを怠ったといわれても仕方がない。
この文は下記URLにおいて公開しています。
http://www1.odn.ne.jp/~aal99510/NHK&bira.htm
シベリア抑留者へのご理解も宜しくお願いします。