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(回答先: ゴキブリは江戸時代から「あぶら虫」とか「ごきかぶり」とか呼ばれていました 投稿者 愚民党 日時 2005 年 1 月 09 日 00:51:29)
愚民党さん、あけましておめでとうございます。
久しぶりです。
今年もよろしく。
昆虫の話を紹介していただいて面白く読ませていただきました。
学ぶところが多いですね。
ところでごきぶりの呼び名が、九州や西日本の一部ではまるっきり違うことにいつも疑問を持っていたので、この際ちょっとネット検索してみました。
結構情報が多いようです。
九州では広く「あまめ」と呼んでいます。
方言の中でも口語だから正式の記録には載らないんでしょうが、呼び名考でも探ってみたら面白いのではないでしょうか。
あまめの語源は今不詳ですが、俗説ではある夫婦が喧嘩していたときに席を離れて離れ際に奥さんに向かって「このあまめっ!!」と怒鳴りつけたときにたまたま出くわしたのがごきぶりだった。そこからごきぶりは「あまめ」と呼ばれるようになった、なあんて話があります。あまめもいいとばっちり。
ネットで検索してみると南は鹿児島から九州の北部対馬まで「あまめ」と呼んでいる。
http://www.conet-sp.co.jp/hp/hougen.htm
http://www6.shizuokanet.ne.jp/kirameki/hougen/kagoshima.htm
http://members.jcom.home.ne.jp/fuugetsu/hougen_top.html
http://www.city.miyakonojo.miyazaki.jp/kyoikuiinkai/bunkazaika/hogen/m_hogen.jsp
http://www.city.tsushima.nagasaki.jp/town/mitsushima/hougen.htm
http://www.city.tsushima.nagasaki.jp/town/mitsushima/amame.htm
http://www.mizuyashiki.com/hanto/mini/mini.htm
http://www.geocities.jp/yesmynagasaki/yomoyama/
面白いことに伊勢志摩でも「あまめ」だそうです。
http://www.rinazo.com/laugh/archives/cat_3.html
http://www.synapse.co.jp/esise/La.html
浜島町方言集(三重県)
http://www.town.hamajima.mie.jp/home/hougen/hougen
十津川(奈良県)でも。
http://www.totsukawa-nara.ed.jp/bridge/guide/word/word_a.htm
沖縄では何か、特効野菜らしいですが、「あまめ料理」ってのがあるそうです。九州の人が沖縄に行って勧められたら、沖縄の人ってゲテモノ食いね、なんて・・・。
http://uwasa.moo.jp/tabemonoya0312-0402.html
http://ml.infoseek.co.jp/cgi-bin/searchml/yomikomi_002.pl?key_01=6840
あまめの語源的なものを臭わせるのが次のようです。
http://www.nikkoku.net/history/syohan_zadankai/zadan7.html
以上、いくらやってもきりがないようで。
いずれにしろ関東では思いもつかない単語でしょう。
いけな正月じゃひたか?
ま、愚民党さんな正月かいしごっ(仕事)じゃいもんそ。
「だいやめ」やっちょいもひと?(だいやめ<だれ=疲れ<やめ=取る=晩酌)
あてもそろそろじゃひが。
(都城弁と鹿児島弁のミックスです)
ところで、ごきぶりは中国では食用で、漢方薬にも使われている優れものです。昔のことですが、ごきぶりは実際肝臓の薬に使われていると新聞で読んだ記憶があります。
http://www.linkclub.or.jp/~yagisawa/chaina/chaina022.htm
(一番下から二番目右側の写真)
ひところは小児麻痺の媒体とも疑われたことがありますが、いい迷惑でした。
あと、北海道ではごきぶりは居ないとか言われてましたが、理由は冬を乗り切れないからだということでしたが、今はどうなんでしょう。
ついつい長話になってしまって、おやっとさあ。