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【ヨハネスブルク白戸圭一】エイズ感染者が世界最多とされる南アフリカで、政権党「アフリカ民族会議」(ANC)が党のホームページに、エイズ治療薬「ネビラピン」をアフリカに援助している米政府を「アフリカ人をモルモット扱いしている」と非難する文章を掲載、波紋を広げている。南ア政府はかねがね公立病院でのエイズ治療薬の処方に消極的なことで知られ、文章は患者たちに「処方をやめたい政府の本音」と受け取られ、不安が高まっている。
発端はAP通信の今月13日の報道。米国立衛生研究所がウガンダでネビラピンの投与試験をした際、副作用データなどをブッシュ大統領に報告しなかったと報じた。文章は匿名で「アフリカ人をモルモット扱いできて幸せ」と同研究所を皮肉り、アフリカへの供与は米政府と製造元ドイツ企業の「陰謀」とした。
南ア政府が公立病院でのネビラピン処方を始めたのは今年からで、処方を求めて患者団体が起こした裁判で敗訴したことがきっかけ。文章は「一体誰の利益に手を貸したのだ」と、提訴した患者団体をも批判しており、「政府の本音」と受け取られることに。
患者団体「治療行動キャンペーン」のアハマット代表は南ア通信に「ムベキ大統領はエイズに対する見解を表明する勇気を持っていない」とし、文章が「党を通じた政府の見解表明」と表明。ANCは「公式見解ではない」と否定している。
毎日新聞 2004年12月23日 20時34分
http://www.mainichi-msn.co.jp/kagaku/medical/news/20041224k0000m030063000c.html