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マンモスの牙で作った3万7000―3万年前とみられるフルートを、独チュービンゲン大のニコラス・コナード博士らが、ドイツ南西部の洞くつで発見した。
象牙(ぞうげ)製のフルートが見つかったのは初めてで、人類が作った最古の楽器とみられる。16日、コナード博士らが発表した。
見つかったフルートは、長さ約19センチ。半円形の断片二つを空気が漏れないようにつなぎ合わせて完成させている。高度な技術が求められる象牙製のフルートは、当時の人類が創意工夫を凝らして音楽を奏でていたことを示している。
これまでに発見されているフルートは、中が空(から)になっている水鳥の翼の骨に指で押さえる穴をあけただけだった。地層の分析結果から、今回のフルートが最古の可能性が高い。
どのような音楽を奏でたかは不明だが、研究チームがこれらのフルートの音を試したところ、変化に富む美しい音が出たという。
約4万年前からヨーロッパに移り住んだ現生人類(ホモ・サピエンス)が作ったとみられる。
小野昭・東京都立大教授(考古学)の話「象牙をつなぎ合わせる高度な技術が楽器作りの初期にあったとは考えもしなかった。極めて重要な発見と言える」
(2004/12/17/03:20 読売新聞 無断転載禁止)
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20041217i501.htm