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赤い楯の国。
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投稿者 現在無色 日時 2004 年 12 月 19 日 03:00:32:adCEM5M2s20Yg
 

(回答先: 国家に隷従せず 斎藤 貴男【著】ちくま文庫 人間破壊列島の文庫化 投稿者 なるほど 日時 2004 年 12 月 18 日 13:25:58)


なるほど氏の投稿で連想された、この紋章の国は、清潔で経済発展を成したひとつの理想国家のようにも言われるが、世界新秩序のための実験国家だと自分は思っている。

強力な監視と罰則によって、街は清潔に保たれ、ガムを所持する事すら躊躇されるほどらしいが、そのようなやり方は人のモラルなどを根本から変えるものでは無い。行列を守らない、間違い電話で誤らないなど罰則がない事ではまったくの低モラルであるようだし、特定し難いところでは、高層住居の窓からの電子レンジや椅子などの投げ捨てもなどもあるようだ。

この国では小学4年生相当で、特上、並、その他、と選別が行われ、人生が決定してしまう。特上は一割程度で残りは半々だから、人の個性における最適化というよりダメの烙印を押すための行程である。
ダメ烙印を押されると、出産でさえも差別される。元々二人っ子政策でプライベートまで政府の干渉下にはあるのだが「高学歴女性には結婚と多産を、低学歴女性には避妊を」などとナチスばりのキャンペーンも張るのだ。儒教国家でありながら“大学の”寮は男女混合のようなエゲツない事も行う。
しかし、ダメ判定でも国民であるかぎりはマシなのかもしれない。この国での底辺の業務は、政策によって国のサービスに与れない外国人によって賄われるからだ。また、外国人留学生に一律にエイズ検査を行っている。エイズ差別云々以前の完全シャットアウトである。完全な人間以外は人間と認めない思想なのである。

この国は、強力な儒教思想の国でもあるので、ワンルームマンションの類は許可されないのだそうだ。なんでも家族、家単位なのだろう。しかし極端な英語化政策により、子供は英語がネイティブ、親は母国語と英語が中途半端、祖父母は母国語オンリーで、親子三代が日常のやりとり以上のレベルでは分断されている、なんて異様な事も生じているらしい。伝統も文化も表面的な形式だけしか受け継がれないだろう。

恐ろしいのは、これらの事に意見しようにも、この国には政治批判の自由がない事だ。ビラはもちろん集会も特定の場所以外禁止であるし、マスコミは与党が押さえている。野党による批判ですら名誉毀損で損害賠償に訴えて破産により活動不能にするのが常套なようだ。国民の8割が住む住宅が公営なので、迂闊に反政府的活動などすれば、住むところさえ失いかねない。治安が良かろうが安全だろうが、飼われているようなものである。


中国などを口汚く罵る人が、共産圏でも社会主義でもないこの国に関しては、人的資源を有効に生かした先進的な参照すべき国と評価するようである。折しも国と地方と、猥褻排除を突破口に清潔監視社会に向けて邁進中である。監視手段は増加し、管理不能ないかがわしいモノを排除し、知識に欠けても従順な子供を増やす。そこで活躍する議員の大半は、日本のため、社会のためなどと言いながら日本の世界新秩序化を行う工作員である。無自覚な地方議員も金によって先導された、結果としての売国奴に等しい。

世界新秩序を望む首謀者たちが国際資本家である以上、経済による工作はお手のモノ。当然なびく日本人も後を絶たないだろう。くだらない計画を知りつつも、自分は選ばれた立場になれると勘違いして協力する者もいるだろう。日本の小金持ちなどゴミ同然だろうが、そいつらから餌を貰う立場の人間でさえ、せっせと活動に励みネットなども薄汚い情報に満ちている。

私たちは安易な清潔や安全などに惑わされずに、おかしいと感じたことに素直に、かつ強く意見していく必要がある。特に、儲かる便利だ安全だ、などエゴに訴える要素には要注意だ。疑ってかかるくらいがいいのだ。差別的な連中はもちろん、南北問題や差別論争を東西問題やテロ論争にすり替えるような連中も世界新秩序の信奉者の可能性が高い。悪魔は私たちの騙し方を心得ている。騙されてからでは遅い。

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