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12/17 12:20 陵墓参考地を地中探査 西都原古墳群で全国初
宮崎県教育委員会は十七日、同県西都市の西都原古墳群内の陵墓
参考地、男狭穂塚(おさほづか)古墳、女狭穂塚(めさほづか)古
墳で、正確な形状や築造時期を調べるために、地中レーダー探査に
着手した。宮内庁が管理する陵墓参考地での地中探査は全国初。形
状が似た近畿地方の巨大古墳との比較検討が進むことが期待される
。
この日は午前十時半ごろ、宮内庁非常勤職員の先導に続き県教委
職員と作業員ら計約十人が、地中に向けて電磁パルス波を放射し、
その反射波から地質の変化などを調べるためのレーダー探査機二台
を持って対象エリアに入った。十八日までデータを採取し、解析し
て来年三月に中間報告する予定。
男狭穂塚は墳長約百五十四メートル。円丘部に短い方形部が付い
た「帆立て貝形古墳」など諸説あるが、正確な形状は不明。女狭穂
塚は墳長約百七十六メートルで九州最大の前方後円墳。ともに五世
紀前半の築造とみられる。
二〇〇四年度は、男狭穂塚の形状調査が主な目的。一九九七年の
測量の結果、同塚の東側は円形部から円丘部から方形部にかけての
くびれが鮮明なのに対し、西側のくびれははっきりしないことが判
明。後世に土が削られ方形部の南側に移されたと推測されている。
本年度は西側のくびれ部付近約四千五百平方メートルを探査する
。周溝の跡などで帆立て貝形と確認されれば、同型で日本最大の乙
女山古墳(奈良県河合町、約百三十メートル)を上回る。
地中探査は、宮内庁が県による同古墳群全体の保存整備を評価し
「例外的」に認めた三カ年事業。
20041217 1255
[2004-12-17-12:20]
共同