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今回のAPEC首脳会議の折に小泉首相とブッシュ米大統領がサンティアゴ市内のホテルで会談(11月20日)しました。この時、両首脳は、イラク復興に関して「国際協調が必要」だと表明しつつ、12月14日に期限が切れる自衛隊の派遣期間の延長を前提とするサマワでの自衛隊活動の継続という考えで一致しました。
一方、ブッシュ大統領は最近の円高・ドル安傾向に関して“アメリカは強いドル政策を堅持し、短期・中期の米国の赤字削減に最大限努力する”ことを明言しています。これに対して小泉首相は“ブッシュ大統領のドル政策に感謝します”と述べてブッシュ大統領の発言を高く評価しました。しかし、その後のブッシュ政権は「ドル安傾向」を放置したままです。
また、イラク情勢について、小泉首相は「来年1月の国民議会選挙を成功させる」ため、イラクを国際社会が一体となって支援することの重要性を指摘しつつ、アメリカが治安の安定に努めるよう要請しました。その上で「イラク復興を成功させるため、日本は独自に可能なかぎりの支援を行っていきたい”と述べており、「自衛隊活動の継続」と「無償資金協力」を続ける意志をブッシュ大統領へ伝えています。(自衛隊イラク派遣の人件費だけで、日本は約500億円を負担している)
しかし、それにもかかわらずアメリカの経済の現実は“益々不安定要因(双子の赤字)が拡大する一方”であるため、ドル暴落と日米同盟経済が破綻する恐れが強まっています。(下記★、URLを参照)
★[近づく「日米、抱合心中型・経済同盟」の破綻(ドル暴落)]http://www.asyura2.com/0411/bd38/msg/128.html
一方、日本では“将来の国家像”がまったく国民へ示されぬままに無責任な「弱者苛めの増税策」が強行されつつあります。(下記★★、URLを参照)そして、増税を主とする「弱者苛めの政策」は目立つものを拾っただけでも次のようなものとなります。
★★[目的地が見えない「無責任な増税策」を進めつつある日本の悲劇]
http://www.asyura2.com/0406/bd37/msg/1228.html
(実施/確定)
・厚生年金保険料の負担増 04年10月1日〜
・配偶者特別控除の廃止 04年12月〜
・個人住民税の引き上げ 04年〜
・国民年金保険料の値上げ 05年4月〜
・住民税のアップ 05年6月〜
・介護施設の居住費の徴収 05年〜
・雇用保険料の引き上げ 05年〜
・定率減税の圧縮・廃止 06年〜
・療養病床費の自己負担 06年〜
(その他/予定)
・年金課税による高齢者負担増
・生活保護の老齢加算廃止
・高齢者控除縮小・廃止
・住宅ローン減税の縮小
・フリーターの課税強化
このような観点から見ると、“お人好しの日本国民”が「捩れた『日米経済同盟』のツケを一身に背負わされている」ことがわかります。このような日本国民にとって「惨めな姿」が実現してしまった主な原因は次の二つです。
(1)殆どの日本国民が、“政治”を自らの問題として自覚的に認識していない(相変 わらず江戸時代いらいの伝統である“お上意識”、公坊様意識”、“ご公儀意 識”のまま呑気にその日暮らしを送っている・・・貧困な民主主義意識)
(2)日本の主要マスコミが、ジャーナリズム精神を捨て去ってサラリーマン化し、政 治権力の広報機関(瓦版ジャーナリズム)の役割に甘んじている
この結果、日本の政治体制は政治学用語で言うところの「暴政」の時代に入り(下記★★★、URLを参照)、憐れでお人よしな日本国民は、このように「捩れた『日米経済同盟』のツケ」を一方的に背負わされる」という「奴隷型の国際政治力学」のメカニズムに嵌め込まれ、そこから抜け出すことができなくなっているのです。
★★★[近づきつつある「暴政」時代の日本]http://www.asyura2.com/0406/bd37/msg/1273.html
(関連URL)
http://www1.odn.ne.jp/rembrandt200306/
http://blog.goo.ne.jp/remb/
http://takaya.blogtribe.org/entry-571e3ccd2bb01ee1a11865bdceb52958.html