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イラク情勢ニュース
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2004年 10月 2日 土曜日 (転送・紹介歓迎)
[飛耳長目録]
☆サッマラに米・イ合同軍5000人が強襲
MSNBC 10月1日 英字報道から訳
★最近の英字報道から (タイトルとURL)
日本では報道の少ない内容を主として
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☆★サマッラ、ファルージャで米軍の集中攻撃
U.S. strikes at rebels in Samarra, Fallujah
大規模攻勢で死者100人以上 (一部略して訳出)
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MSNBCニュース 2004年10月1日
http://www.msnbc.msn.com/id/6095119/
イラク軍の支援を受けたアメリカ軍が1日、イラクの反乱勢力に大がかりな攻勢をかけ、バグダッドにほど近く反乱勢力が掌握しているファルージャに空襲をおこなう一方で、北方にあるサマッラでは戦士と交戦し100人以上を殺したと報告された。
ファルージャの空襲では、目撃者と病院当局者の話によると、少なくとも3人が殺害された。ファルージャの主要病院ではモハンマド・アッ・ドレイミ医師が、空襲によって少なくとも2軒の家屋が潰(つぶ)され、死亡したのは一般民間人で、その他にも7人が負傷したと発表した。
スンニ派住民の多いサマッラの市中心部には、アメリカとイラクの軍隊が攻め入り、一軒一軒戦士を捜索しながら移動した。それは1月の選挙をひかえて、反乱勢力の手に落ちた地域の支配を回復する最初の大攻勢とみられている。
イラク政府当局によると、100人以上のゲリラが殺害され、37人が捕獲されたという。アメリカ軍は米兵1人が死亡し、4人が負傷したと発表した。
米軍およびイラク当局によると、米軍機と戦車に支援された約5000人の兵力がサマッラの市庁舎、主要モスク、他の重要施設を奪取するための掃討作戦をおこない、12時間以上続いた戦闘のあとレジスタンス側が押さえているのは1ヶ所だけとなったという。
市内は1日遅くには、屋根からの米軍狙撃兵(そげきへい、スナイパー)による銃撃を除いて、平穏になったようにみえる。通りに動くものには何であれ狙撃兵が銃撃している。
アメリカ兵は午後7時から翌朝7時までの外出禁止令を布告し、住民に屋内にとどまるよう命令した。水と電気は止められた。
アメリカ軍はバグダッドでも反乱勢力と衝突し、米軍機と戦車が広大なスラム街のあるサドルシティーを攻撃した。病院の理事は、12人のイラク人が殺され、11人がケガしたと発表した。イラクの病院発表では犠牲者が誇張されると主張するアメリカ軍は、殺されたのは武装した反乱分子1人だけだと述べた。
イラク国防相は9月29日、1月の予定された選挙にむけて、米軍とイラク軍は10月中に反乱勢力に押さえられた幾つかの都市を奪還するつもりだと発表した。
◆攻撃を受ける反乱勢力
アメリカ軍は、バグダッドの北方60マイルにあるサマッラにおいて、イラク政府の要請のもとに作戦を展開すると発表した。今回の攻撃は、総選挙を前に、反乱勢力の掌握する地域を力でもぎ取るための重要な軍事作戦に着手する号砲のようである。
複数の米軍高官が、今秋、イラクの主要都市への侵攻を強化する計画を立てており、部分的には、イラク当局と交渉するよう波乱勢力に圧力をかけるための米軍の手法だと述べた。
先週、ファルージャとラマディの反乱は交渉もしくは軍事力を通じて解決できると言及したとき、ラムズフェルド国防長官もこのことを示唆していた。
また、サドルシティーも米軍指揮官の作戦リストに載っており、ここではほぼ毎日のように武力衝突があり、米軍はシーア派聖職者サドル師の支持者を空襲している。
一方ではサドルシティーがシーア派モスレムの要塞と化し、他方ではラマディ、サマッラ、ファルージャがスンニ派の心臓部を形成し、そこではアメリカの後押しする政府に対するレジスタンスが激しくなっている。
いわゆるスンニ・トライアングルでの投票ができなければ、それは選挙結果を無効にしさえすると危惧されている。
◆「強者(つわもの)」への準備
米国内の分析専門家は、サマッラへの攻勢は、ラマディとファルージャを奪還する前に、イラク軍に必要な戦闘経験を積ませるためのものだと指摘した。ラマディとファルージャというのは、先週、パウエル国務長官が「強者(つわもの)」と言ったところである。
しかし米国防総省の高官および軍事分析官は、ラマディとファルージャのような奪還困難な都市への米軍の軍事攻勢は、もしイラク政府と米国政府が1月の選挙を部分実施と決めるのであれば、さらに時期を遅らせるか、まったく回避するかもしれない、と説明した。
国内治安を担当するイラク内務相カシム・ダウードは1日の記者会見で、「われわれはすべてのイラクの領土と都市でこれらの犯罪者を一掃する努力を惜しまないし、復興のためだけでなく総選挙のためにも、こうした軍事作戦を通して道を掃き清めるつもりだ」と述べた。
◆サマッラでの地上作戦
サマッラは5月以降、アメリカ軍にとっては「立入禁止地域」となってきた。
米およびイラク軍への攻撃を止めることと引き替えに、アメリカ軍が復興資金数百万ドルを提供することに合意したもとで、部族指導者によって調停された和平協定にアメリカ軍も9月9日に一時的に立ち戻っていたのである。
しかし、武力衝突は早く再開した。
人口25万人と推計されるサマッラ市への攻撃は、真夜中になって始まった。戦車と米軍機が市内を砲・爆撃し、住民は家のなかに身をひそめた。大きな爆発音と自動的な銃撃音が、散発的に午後にも続いた。家は潰され、車は焼かれた。
米軍ヘリAH64コブラが小銃で銃撃されたが、サマッラ近くの合同軍基地に無事に着陸したと米軍が発表した。
市の職員マフムード・サレフ(33歳)は、「私たちは市を制圧しようとしる米軍の武力行使に脅(おびや)かされている」と話した。「できるだけ早く戦闘が終わることを願っている」。
複数の目撃証人が、多くの遺体が路上に置き去りになっているが、高い建物の屋根から米軍スナイパーに撃たれるのを恐れて、遺体を収容することができないでいる、と語った。
アメリカ兵は市内ジュバイリヤ地区の民家を捜索し、西サマッラでも何度か銃声が聞こえた。
道路のほとんどをアメリカ兵が封鎖し、一ヶ所の脱出が開けられていると伝えられたものの、住民は市から逃れることもできなくされている。
一部の住民は攻撃前に逃れたが、危機を平和的に解決する懸命の交渉が報道されるなかで、大部分の者が市内にとどまった。
◆聖地の廟は助かった
シーア派教徒の聖地であるイマーム・アリ・アル・ハヂ廟とイマーム・ハッサン・アル・アスカリ廟の周囲から煙が立ちのぼり、心配された。だが、廟は損害を受けず、イラク軍特殊部隊がモスクを奪い、25人の武装勢力を捕獲したと第1歩兵師団の広報官オブライエン少佐が発表した。
ダウード内務相は、戦闘で100人以上のゲリラが死亡し、37人が捕獲されたと発表した。フセイン旧政権メンバーが含まれていると述べたが、外国のアラブ人戦士は捕獲されたなかにはいなかった。
ハリド・アフメド医師は、少なくとも80人の遺体と100人以上の負傷者がサマッラ総合病院に運びこまれたが、そのうちの誰々が反乱勢力であるかは区別できないと話した。
病院は医薬品の補給が尽きかけているとアフメドは言った。
今回の作戦には、米軍第1歩兵師団の兵士3000人とイラク軍および国家警備隊2000人が参加した。
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●米テレビ討論: イラク市民の間でも高い関心
毎日新聞 10月1日 22:23
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http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/mideast/news/20041002k0000m030123000c.html
バグダッド: 30日に行われた米大統領選第1回テレビ討論は、イラク市民の間でも高い関心を呼んだが、内容については「両者とも米国のことだけしか考えていない」と批判の声も上がった。 ・・・ 古本市場に来ていた歯科医のナイム・ダラジさん(46)は「ニュースを見たが、2人はイラクを利用して自分の勝利を狙っているだけだと思った。イラクでは連日、子どもが死んでいるのに2人がその責任を感じているとは思えなかった」と憤慨していた。
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☆★ 最近の英字報道からタイトルとURL紹介
日本では報道されない内容のピックアップ
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★9月もイラク駐留米軍の死者多数
Sept. among deadliest months for U.S. in Iraq
ロイター >MSNBC 9月30日
http://www.msnbc.msn.com/id/6089592/
★バグダッドでの米軍空襲が続き、非難を招く
Continued U.S. Airstrikes in Baghdad Draw Criticism
ロサンゼルス・タイムス 9月29日
http://www.latimes.com/news/nationworld/world/la-fg-iraq29sep29,1,6863217.story?coll=la-headlines-world
★イラクに関して悲観論強まる
Growing Pessimism on Iraq
ワシントン・ポスト 9月29日
http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/articles/A58183-2004Sep28.html
★反乱勢力の大部分はイラク人、米軍内部から指摘
Insurgents Are Mostly Iraqis, U.S. Military Says
ロサンゼルス・タイムス 9月28日
http://www.latimes.com/news/yahoo/la-fg-insurgent28sep28,1,4640585.story
★ベトナムより、はるかに危機的状況
Far graver than Vietnam
ガーディアン 9月16日
http://www.guardian.co.uk/comment/story/0,3604,1305360,00.html
★米諜報機関はイラクの将来展望に悲観的
U.S. Intelligence Shows Pessimism on Iraq's Future
ニューヨーク・タイムズ 9月16日
http://www.occupationwatch.org/article.php?id=6824
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