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米テレビ討論:イラク市民の間でも高い関心
毎日新聞10月1日
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20041002k0000m030123000c.html
【バグダッド小倉孝保】30日に行われた米大統領選第1回テレビ討論は、イラク市民の間でも高い関心を呼んだが、内容については「両者とも米国のことだけしか考えていない」と批判の声も上がった。
討論が行われたのはイラク時間の1日早朝だったため、生中継でブッシュ、ケリー両大統領候補の論戦を見る人は少なかったが、テレビ、ラジオは朝から討論内容を詳細に報じた。
古本市場に来ていた歯科医のナイム・ダラジさん(46)は「ニュースを見たが、2人はイラクを利用して自分の勝利を狙っているだけだと思った。イラクでは連日、子どもが死んでいるのに2人がその責任を感じているとは思えなかった」と憤慨していた。
また、大学院で歴史を学ぶアブドラフマン・カザスさんは「ブッシュ(米大統領)の発言はうそばかりだった。これだけ、イラクがめちゃくちゃになっているのに、まだ、自分のやったことを正当化しようとしていた。私はブッシュに謝罪を求めたい」と述べた。
古書店主のアブドルハッサン・アハマドさん(58)も「イラクでは市民が連日、死んでいく。それにどう対応するのかの答えが聞けなかった」と残念そうに語った。
アラビア語衛星放送「アルアラビーヤ」のコメンテーターを務めるサアド・ハッサニ氏は「イラクが主題にはなっているが、米国人のためにイラク問題をどう扱うかということであり、イラク人のために何をするかという視点ではない。だから、一般のイラク人は冷めた見方をしているのではないか」と分析した。
毎日新聞 2004年10月1日 22時23分