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(回答先: 機能と成り立ちから言って、政府が国民に感謝を求めるほど見苦しくみっともないことはない(本文なし) 投稿者 あっしら 日時 2004 年 10 月 01 日 23:03:19)
http://www.kamiura.com/new.html
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イラク支援活動 解放イタリア女性「イラクに戻りたい」 支援活動続ける意向 (朝日 10月1日 朝刊)
[概要]バグダッドで拉致され、28日に解放されたイタリア人女性シモーナ・パリさん(29)は、イタリア北部の自宅前で記者団に「早くイラクへ戻りたい」と話し、今後も支援活動を続ける意向を示した。また外国部隊のイラク撤退を呼びかけていくことが必要と述べた。パリさんは「イラクの子供や女性、友人が恋しい。私はイラクを愛しているので、早く戻りたい」と語った。パリさんと一緒に拉致されたシモーナ・トレッタさん(29)は、人道支援団体「バグダッドへの架け橋」(本部ローマ)で働いている。
[コメント]イラクの混迷を救う方法はこれである。イラクに大量の米軍を派兵して大規模な掃討作戦を行ったり、大量のイラク人警察官や軍人を養成しても治安の回復や安定にならない。そのことは南ベトナム政府軍が役に立たなかったベトナム戦争で証明されたと思っていた。
私は今もイラクで日本人拉致者を救ってくれたのは高遠さんだと思っている。高遠さんの人道支援活動がイラク人に感動を与えたから、イラク人は日本人を信頼してくれたと思う。このようにイタリア人女性がイラクに再び戻ることは大賛成である。私は彼女たちの解放に100万ドルの身代金は支払われていないと確信している。そのようなお金をイラク人が受け取ることは、イラク人自身の誇りを傷つけ、愛国反米闘争を汚す行為になるからだ。
日本人のNGOはもっと堂々としてほしい。米軍に雇われた民間人が拉致されたからと怯える必要はない。橋田さんが射殺されたのは、チェックポイントで米兵と親しく話したから、アメリカの情報機関員と誤認されたからだと思う。私もジャーナリストのテクニックとしてよくやるが、米軍のチャックポイントなどで米兵と親しくなれば、次の戦場で反米組織の人間と疑われなくするためのテクニックである。「君はどこの州から来たのかい」「冷たいビールが飲めるところを知らないか」「このへんの危険地帯はどこだい」というように、とにかく米兵が自分の顔を覚えてくれるように話しかけるのである。米兵が自分のことをジャーナリスト覚えてくれれば、次の戦場で思わぬことで役(取材)に立つことがある。
だからNGO関係者はイラクで外国軍の撤退を明確に主張し、イラクでの人道支援としての役割を広く知らせることが重要だ。間違っても、軍事占領と人道支援が、車輪の同軸についた2つの車輪と思われないことである。
イラクの米軍支配は必ず失敗する。米軍などの外国軍は数年以内にイラクから撤退する。そのときにイラクの混乱を防ぐために、今からのNGO人道支援活動は重要な要素になると思う。