現在地 HOME > 掲示板 > 戦争60 > 875.html ★阿修羅♪ |
|
Tweet |
米、イラク武装勢力94人殺害 住民死者多数の情報
イラク駐留米軍は1日、抵抗活動の続くイラク中部のサーマッラで、イラク治安部隊と合同で大規模な掃討作戦に乗り出した。武装勢力の94人を殺害したと発表したが、地元からは住民の死者が多数出たとの情報も出ている。サーマッラは反米意識の強い「スンニ派三角地帯」の一角で、来年1月のイラク国民議会選挙に向け、米軍が同地帯での治安改善に本腰を入れ始めたとみられる。
米軍は、1日未明からサーマッラ中心部に爆撃と砲撃を加えて迫撃砲や車両を破壊し、同地を拠点とする武装勢力メンバーを殺害。「反政府勢力の度重なる攻撃に対する反撃」と発表した。米CNNは、この作戦に3500人規模の米部隊が動員されたと報じた。
一方、ロイター通信によると、地元の病院には47人の遺体が運ばれたと医師が語った。そのうち23人は女性や子供、老齢の市民で、なお多数の負傷者が外に残されているが、戦闘が続いているため病院に搬送できないという。AP通信によると、米軍側は、兵士1人が死亡、4人が負傷したという。
サーマッラは、フセイン元大統領の出身地ティクリートや、ファルージャなどとつながるスンニ派三角地帯にあり、米軍は9月から同地帯での攻勢を強化。ファルージャでは爆撃や戦闘が連日のように続いている。
関係者の話では、米軍はサーマッラ周辺に10日ほど前から検問所を設け、市中心部への出入りを制限していた。ファルージャに続き、この都市でも掃討作戦に力を入れ始めたとみられ、米軍幹部は1日、「サーマッラ中心部の警察署と行政庁舎を確保した。秩序を回復するための作戦だ」と述べた。
米軍はこの作戦中に、武装勢力に拉致されていたトルコ人男性1人を見つけ、保護したという。一方、AP通信が伝えた医療関係者の話では、米軍は同日、バグダッド北東部のサドルシティーでも爆撃するなどし、イラク人12人が死亡、11人が負傷した。
国民議会選挙を巡っては、ラムズフェルド米国防長官が「一部地域では選挙ができないかもしれない」と述べるなど実施が危ぶまれている。暫定政府のアラウィ首相は9月30日、三角地帯の治安について「あと3カ月すれば好転する」と述べ、選挙の実施に意欲を見せたが、武装勢力の攻撃がやむ気配はない。 (10/01 23:01)
http://www.asahi.com/international/update/1001/008.html
--------------------------------
「治安改善」のために大量殺人?