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<創刊39周年・韓国人対外認識調査>北の核、脅威でない
韓国人は米国を好きで、同時に嫌う。 米国の「世界の警察としての役割を批判」(74%)しつつも「韓米同盟は統一後も維持されるべきだ」(91%)と考えている。 北朝鮮が「核を保有していると思う」(75%)が「さして深刻な脅威とは感じない」(62%)。 「世界化は韓国経済の助けになる」(81%)が「どんな対価を払おうともコメ市場は保護すべきだ」(78%)と考える。
韓半島の安保・経済・国際社会の主な問題について、ほとんどの韓国人はこのように二重的に認識している。 この認識は、韓半島の周辺4強国と北朝鮮について、韓国人を対象に行ったアンケート調査によるものだ。
◆米国・中国は好きで、日本・北朝鮮は嫌い=15の国にどれだけ好感を抱いているかを質問し、これを100点満点に換算した。 その結果、回答者の多くが「英国」(62点)、「米国」「中国」の順で好きな国を選んだ反面、イラク(33点)、「日本」(45点)、「北朝鮮」(46点)の順で嫌いな国を選んだ。 「カナダ」(57点)、「ブラジル」「ドイツ」(55点)が50点以上で、「メキシコ」(49点)、「イスラエル」(47点)は北朝鮮より点数が高かった。
◆安保・統一には米国が最も有用=安保と統一について、韓半島周辺4強国と北朝鮮が有益な影響を与えているか、それとも害しているかを質問した。 その結果、韓国人の対外認識はおおむね楽観的だった。 周辺国への平均点数はすべて50点を超えた。 安保・統一に関しては、周辺諸国が有用だと考えているようだ。 具体的には「米国」(83点)、「中国」(78点)、「日本」(70点)、「ロシア」(69点)、「北朝鮮」(59点)の順だった。
◆反米感情は行き過ぎ=「嫌い」「悪い」といった感情や利益不利益の計算と関係なく、周辺諸国が▽北の核問題▽韓国の安保▽統一問題−−にどれだけ大きな影響力を与えるかを質問した。 その結果、われわれの運命に最も大きな影響を与える国は「北朝鮮」と「米国」がそれぞれ74点・73点で最も高く、以降「中国」(65点)、「日本」(53点)、「ロシア」(45点)の順だった。
分析=キム・テヒョン中央(チュンアン)大教授
文章=全栄基(チョン・ヨンギ)記者 < chunyg@joongang.co.kr >
2004.09.30 20:41
http://japanese.joins.com/html/2004/0930/20040930204132400.html