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イラク駐留米軍は1日未明、武装勢力の活動が活発な中部サマラで、イラク治安部隊と合同で大規模な掃討作戦を開始、中心部にある政府や警察の関係施設を確保したと発表した。死傷者数は不明。
来年1月末までに実施される国民議会選挙を前に、米軍は中部ファルージャなど暫定政府の支配が及ばない反米武装勢力の拠点地域で軍事作戦を強化しており、治安の不安定化を狙う勢力の一掃を図っているとみられる。
住民によると、米軍は2時間以上にわたって空爆を行うなど激しい攻撃を加えた。米CNNによると、米軍は戦車などを投入、3500人規模の部隊を動員している。
米軍は声明で「反政府勢力の度重なる攻撃への反撃」とし、武装勢力を殺害または拘束することが目的としている。
サマラは、米軍に対する攻撃が活発な「スンニ・トライアングル」の中でも特に反米感情が強い地域の一つ。9月9日には地元有力者との合意に基づき、米軍が約3カ月ぶりに市内に入ったが、その後も武装勢力の攻撃が相次いでいた。
CNNによると、市内にはイラク人の武装勢力約2000人のほか、約250人の外国人がいるとされる。
■サマラ イラクの首都バグダッドの北約100キロにあるチグリス川東岸の都市。836年アッバス朝の第8代カリフ、ムータシムがバグダッドから遷都して造営した都市スッラ・マン・ラアー(「見る者喜べり」)が地名の由来。
第10代ムタワキルが建設したモスク(イスラム教礼拝所)の巨大ならせん型の塔(ミナレット)が遺跡として有名。
イスラム教スンニ派住民が多数で、米軍など駐留外国軍への攻撃が活発な一角スンニ・トライアングルの中でも反米感情が強く、ファルージャと並び米軍の支配がほとんど及ばない地域とされてきた。(共同)
(10/01 11:19)
http://www.sankei.co.jp/news/041001/kok050.htm