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9月30日、国際6面
アフガン戦争3年、迫る初の大統領選
各勢力駆け引き 裏に米の画策――と題して
アフガニスタンの大統領選挙は立候補者18人のうち、米国が公式に支持を表明した現職かカルザイ氏が優勢です。次いでカヌ二前教育相が有力とされます。
カブールのカヌ二事務所を訪ねると各地の有力者が70人ほどひしめきあっていました。中部ガズニ出身のカセミ氏は、「れわれはソ連に対する聖戦をたたかったムジャヒディン戦士だ。アフガンのことはアフガン人が決める。カルザイは外国にかつがれている」と語りました。
米軍の空爆でパシュトゥン人には反米感情もあり、一部はタリバンを指示しています。・・・米国はタリバン政権打倒とその後のタリバン一掃作戦のため軍閥を手なづけてきました。・・・大統領選挙の裏でうごめくのは、カルザイ政権と地方軍閥の間の思惑、権力争い、駆け引きです。さらにその裏にあるのが、それぞれの勢力とつながり、それらの間の駆け引きをあやつりながら影響力を確保しようと画策している米国の陰です。こうした構図と企ては、パシュトゥン人とタジク人はじめ諸民族の融和と民主主義を熱望するアフガンの人々とは相いれません。(カタール=小玉純一)
同面 ベイルート反戦国際会議に参加 イラク人記者にきく
しんぶん支配する米軍――意図的に記者狙い爆撃――と題して
ジャーナリストのファトマ・サルーミ(女性)さんに米軍占領下での報道の抑圧について聞いている。(ベイルート=小泉大介)
彼女は旧フセイン体制下で、記者を10年以上務めていた。現在は仕事を奪われ、フリーの記者として、占領に苦しむイラク人の現状を伝え、米軍の撤退を訴える新聞の創刊をめざしています。
この3月、占領に批判的なイスラム教シーア派指導者サドル師の勢力が発行する週刊紙が発禁になったことが現在の状況を象徴しています。
イラク国内のメディアが政府の統制下にある一方、アルジャジーラやアルアラビアなどのアラブ系の衛星テレビ米軍の攻撃の実態など、ある程度の真実を伝えています。多くのイラク人ジャーナリストが、これらテレビに記者ウやカメラマンとして協力しています。しかし、これも命がけです。
9月12日には、バグダッドでアルアラビアのパレスチナ人記者が米軍ヘリの爆撃で死亡、イラク人カメラマン2人が負傷する事件が発生しました。これは明らかに米軍が意図的に狙ったものです。米軍のヘリや戦闘機は時には建物に接触するのではないかと思うほど低空で飛行しており、相手が記者かどうか識別できない訳がありません。いわゆる「武装勢力」と一般市民との区別でも全く同じことがいえます。
衛星テレビがイラクの現実を伝えているといっても、もちろんすべてではありません。バグダッドの私の居住区の隣の地区でも日常的に爆撃が行われていますが、それがテレビで放映されたことは皆無です。
イラク戦争と占領による犠牲者が調査機関などから発表されますが、報道で明らかになった者に限られます。隠れた使者がどれだけいるのか、イラク人のあいだでは「少なくとも、20万人」などという声がよくきかれますが、誇張された数字ではないと思います。誰にも、正確な数は分からないのです。
本当の声に根ざし
今年三月に発効したイラク基本法は国民の基本的権利として表現の自由を明記していますが、現状はスローガンにすぎません。
戦争で、職を奪われた記者の中には、占領軍に協力している人もいますが、多くは自らの道を選択しました。困難はあっても、わたしはイラク人の本当の声に根ざした報道の道を開くため力を尽くしたい。
10月1日 国際6面は
ベイルート反戦国際会議に参加 イラク人弁護士に聞く「自由と民主主義」の実態ーーと称して
クラスター爆弾で即死
子の前で米軍がレイプ
学校行けず広がる伝染病――と続く人権侵害は、アグブレイブ収容所などでのイラク人拷問・虐待が世界中からあれだけ非難されたにもかかわらず、米軍による人権侵害はいまだ行なわれているということだ。弁護士である彼女のところには、様々な報告が届くが、なかでも、「米軍が突然家に押し入り夫を拘束したうえ、子どもの目の前で妻をレイプしたり、酷い拷問の例では、彼女が担当、収容所からの釈放を実現した女性二人は収容中のレイプによって、ふたりとも、子宮が損傷してしまいます。また、釈放されたイラク人から、収容所でHIVに感染している女性米兵に性行為を強要され、釈放後に病院で検査したところ陽性反応が出たという話をききました。