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(回答先: Re: ムジャヒディンは今の北部同盟側。タリバン・アルカイダと基本は敵対関係にある 投稿者 スパルタコスポノ 日時 2004 年 9 月 30 日 00:14:12)
これは難しい話です。
30年近く前に、インドからパキスタンを抜けて、アフガンに入ろうとしたのですが、パシュトゥーン族が暴れて、国境が閉鎖されていました。
パキスタンに住むパシュトゥーン族は、自分たちがパキスタンに属しているとも思ってなかったようです。
自分たちの地とそれ以外だけ。
結構獰猛な方々で、自分たちの地を汚すものをナイフで刺すと言うのに、あまり躊躇はない方々でした。
> アフガニスタンへのソ連侵攻時、ムジャヒディンとして、真っ先に駆けつけたのはウサーマ・ビンラーディンです。なにか?
> そして、アルカイーダといわれる外国の戦士はムジャヒディン系列ではないのですか。
>ありません。アルカイダとムジャヒディンは違います。ムジャヒディンは北部同盟の系列です。パシュトゥン人と対立関係にあるマスードとか、イランにテコ入れされたグループもある。これに対してアルカイダというのはビンラディン独自の組織だがパキスタンと関係が深く、イランとは何の関係もないどころか敵対関係にある。
これも時間軸で話すと、どちらも正しいとしか言えません。
仰るとおり、ムジャヒディンはソ連侵攻時に反抗するイスラム教徒の総称でした。
ですので、ラデインもサウジから、ムジャヒディンに参加しました。
勿論、後の北部同盟もムジャヒディンであった人も多いでしょうが、ソ連侵攻を許した側の民族も多いはずです。
それと基本的には、敵の敵は味方ですから、米国など信用してなくても、戦う武器をくれる、敵の敵でしかなかったのだと思います。
問題は、ソ連が撤退した後の勢力争いです。
獰猛な方々で、しかも極貧で、その彼らに大量の武器です。
やばいのは決まってました。
> ビンラーディンほどの力量があれば、米軍側にけたちがいの大量破壊兵器さえなければ、こんな惨い戦争構造をひっくり返せたはずです。
仮定は確かに意味がないかも知れませんが、ただ言えることは、ビンラディンは強いですよ。
やはりサウジに2年ほど住んだことがあるのですが、なんとも言えない偏った強固さを持った人々です。
我々の思う「血」とか、自分の命への感覚が違っています。
そして、ビンラディンは、頭脳もずばぬけて優秀です。