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(回答先: 【米国国務省】「北のいかなる主張も米政策変えられず」 [朝鮮日報] 投稿者 あっしら 日時 2004 年 9 月 29 日 18:04:05)
国連総会に出席中の北朝鮮の崔守憲(チェ・スホン)外務次官は、「われわれは使用済み核燃料棒8000本を再処理しており、これを兵器化したことをすでに宣言した」とし、“核兵器保有”を公式化した。
もちろん核兵器開発を示唆する北朝鮮側の発言は初めてではない。昨年から「核抑止力強化に拍車をかける」「8000本以上の使用済み核燃料棒の再処理を終えた」と何回も発表しているし、6か国協議では、「これ以上、核兵器を生産しない」とし、核兵器を保有していることをほのめかしたりした。
今回の発言は、「兵器化(weaponize)」という明示的な表現をすることによって、真っ向から国際社会の 「危険ライン(red line)」に触れたのだ。米国務省のスポークスマンが即座に「韓半島での核の脅威を取り除かなければならない必要性を強化するだけ」と述べたように、北朝鮮が公開的かつ直接的に危険ラインを越えるのは、国際社会の強硬な対応を招くだけだろう。
このような北朝鮮の無謀な試みが、ブッシュ政権の対北朝鮮政策が失敗したことを強調するためのものなら、それは浅はかな考えだ。ブッシュ大統領の対北朝鮮路線は、強硬な発言と強硬ではない行動といったミスマッチにもかかわらず、保守世論の圧倒的な支持を受けていることに比べ、民主党政権は、北朝鮮に対する強硬行動を主張する議会と世論の圧迫にさらされる可能性が大きいからだ。
もどかしいのは韓国政府だ。政府は今回もいつものように「北朝鮮は米国の敵対政策に対応する核抑止力を主張してきたし、今回の言及もその範囲から外れていない」と繰り返している。
「核兵器化」という脅威に対する拒否感や憂慮を読み取れないだけではなく、むしろ米国の対北朝鮮政策を「敵対政策」と規定する北朝鮮と同じ見方ではないかと感じさせるばかりだ。
北朝鮮がこうして韓国の反応をあらかじめ予想し、挑発的な言動を繰り返すほど、国際社会は韓国の北朝鮮に対する警告と懸念は韓国の本心ではなく形式的な反応だと受け止め、韓国はますます「信頼の危機」に陥ることになるだろう。
北朝鮮の核問題に対し、「われわれが急ぐ理由はない」という大統領の発言も、北朝鮮の「韓国の反応予測」に利用される隙を与え、国際社会が「韓国の表面的な態度と本心は違う」と信じる韓国不振に新たな“材料”を提供するだけだ。
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2004/09/29/20040929000091.html