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イラク議会選有権者登録11月から 食糧配給リスト活用
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来年1月に予定されているイラク国民議会の選挙の有権者登録が、11月から本格的に始まる。バグダッドに駐在する国連のカルロス・バレンズエラ選挙担当官が23日、朝日新聞の取材に明らかにした。旧政権時代の食糧配給カードを利用するという。選挙はイラク民主化の大きな要だが、治安の悪化で準備の遅れが心配されている。
イラクの選挙を支援するバレンズエラ氏によると、選挙は全国区(定数275)の比例代表制で行われる。有権者は18歳以上の男女。国連はイラクの人口を2700万人前後と推定している。
有権者名簿の作成に利用するのは、旧フセイン政権時代につくられた食糧配給用の住民データベース。内容を精査し、10月中に有権者登録用の基本データベースを完成させるという。
各世帯には食糧配給カードが配られている。年1回の更新期間が11月1日から6週間で、市民は登録事務所などにカード更新に訪れる。その際、世帯ごとの登録データを見せ、違いがあれば正してもらう。海外にいた人の新規登録などもこの時期に受け付ける。
また、政党の登録も11月から始める。登録には有権者500人の署名が条件になる。多くの政党がすでに活動を始めているが、旧政権を支えたバース党の一党支配は30年以上に及び、バレンズエラ氏は「イラク人にとって初めての自由な選挙。選挙のやり方を伝えること自体が大変だ」と話した。
現在の想定では、この選挙で選ばれた国民議会が来年8月をめどに憲法を起草。10月に新憲法制定のための国民投票を行う。12月に新憲法下で改めて選挙が行われ、正式な政権が誕生することになっている。
配給カードは旧政権時代にも選挙に利用されていた。当時は投票用紙にカードの登録番号が書き込まれていて、政権側が投票内容をつかんでいたとされる。
(09/25 08:30)
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http://www2.asahi.com/special/iraqrecovery/TKY200409240349.html