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(回答先: 反日的分子:発言の抗議ファクス 広島県教委が調査を指示 (毎日新聞) 投稿者 彗星 日時 2004 年 9 月 25 日 04:56:54)
「ご支援、激励に感動し勇気づけられました」(2004.05.03)
私が参議院決算委員会で反日的分子と発言したその言葉だけが一人歩きして、この一週間は本当にめまぐるしい毎日でした。
そんな中でテレビ朝日から朝の生放送に出演して自己責任能力、この一点についてご意見を聞かせてほしいという話しに私は周囲の反対を押しきって敢えて出演を承諾しました。
番組を見た皆さん方から「テレビ朝日は言葉狩りをしている」「みんなで柏村さんを攻めて司会の二人が中立の立場ではなかったので柏村さんが気の毒だった」「まるで人民裁判的のようだった、しかも司会者の二人が検事役だったのでテレビ朝日は偏向している」などという電話やファックス、メールをたくさん頂戴しました。
しかし私は皆さんが心配されたほど気にしていませんのでどうぞご安心下さい…私は言いたいことは言わせて貰いましたし、何よりも久しぶりのテレビの生出演を楽しんでおりましたので又お呼びが掛かれば快く出させて貰います。
さて、皆さんもご承知の通り今回の発端はと云えば、まず最初の人質になった3人が政府の度重なる避難勧告を無視してイラクへ入り、しかも充分な安全対策を講じないままで移動した為に武装集団グループに拘束されてしまったことです。確かに今も現地に残って取材しているジャーナリストはたくさんいますが、彼らは情報を取るしっかりした組織と方法、また身を守るための費用を惜しまず、各々自分の身は自分でしっかりと守っています。
しかし、人質になった3人はホテルのフロントとタクシーの運転手からしか情報を取っていない…まるで観光地での情報集めといった感じでイラクへ入り込んで拘束され、そのあげく日本中がビックリ仰天!人質事件の発生…それからは日本中がこのニュースに一喜一憂したという訳ですが、無論私も彼ら3人が無事に救出された時は皆さんと同じように、よかった、よかったと大感激した一人であります。
それはともかく日本は民主国家で、移動の自由が保障されていますからどんな場合でも渡航禁止令は出せません。しかし今のイラクは危険だから渡航しないようにと外務省は13回も勧告を出しています。
このように日本政府が一生懸命になってイラクは危ないから行かないでくれとお願いしているのを無視して3人はイラクへ入りました…また3人が人質になったあと家族の方々も「自衛隊をイラクから引き揚げさせろ」「3人の命が大事か、自衛隊派遣が大事か」「小泉総理は我々と会え」などと声高にそして感情的にいう記者会見を見て、本人達だけでなく家族の方々も日本が決めたイラク人道支援のための自衛隊派遣に反対する立場を取っているということがはっきりしたのです。そして人質となった3人は解放されたとき「有難うございました」のひとことも「ご迷惑をお掛けしました」のひと言もなく、さらには「イラクに残って活動を続けたい」とまで言いました。
これにはさすがの小泉総理も「まだそんなことを言うんですか、3人の命を助ける為にみんなが寝食を忘れてがんばったんですよ」と、その総理の意見には私も大いに同感でまた国民のほとんどが共感したと思います。
3人はこの時期イラクへ何故行ったのか?…それは政府の自衛隊イラク人道派遣に反対…日本政府に反対…即ち反日という大きなキーワードがあるのではないのか…そういう気持ちがあったから度重なる勧告を無視して行ったのではないのか?…つまり全ての原因は政府の自衛隊のイラク派遣に反対する…ここにあると思い、それで少々過激かも知れませんが敢えて反日的分子といわせてもらったという次第です。
3人が拘束され命が危険にさらされました…当然政府は対策本部をつくり大勢の人を張り付かせ、また世界に点在する日本大使館を総動員し、しかも副大臣一行をヨルダンに飛ばしていろいろなチャンネルを使って救出策を探った訳です。政府が邦人の命を守るのは当然のことで、これは義務ですから私は、それは全然否定しません。
だからといって家族が記者会見で言ったように、犯人側の要求通り自衛隊を引き揚げさせるとなるとダッカの二の舞になって国際的な笑いものになるでしょう…人質さえ取れば日本という国は言うことをきくと、つまり国際的に大義名分に全く反する訳です。
それだけに政府の苦悩、逡巡…それは凄いものがあったと思うんですね。
この地域には「お金に勝る使者は居ない」という風潮があると聞きます、私は決算委員会で3人の救出に当たって一体幾らの経費がかかったのかを質しましたが明確な答えは得られませんでした。
私は毎日多くの自殺者が出るというこの不況下、税収もどんどん減り続けているこの時期…そんな時に政府の方針に反対してイラクへ行き、そしてその結果、何億という血税を使う羽目になってしまった…政府は3人の救出に一体幾ら遣ったのかを質す中で言った言葉であって、誤解の無いようにお願いしたいことは、私はジャーナリストの取材やボランティア活動を否定してはおりません…いや大いにやるべきだという考えです。しかし今のイラクに関しては自衛隊でも危険だから派遣に反対という声があるではありませんか、しかも政府が13回も退避勧告を出している場所ですから何もこの時期、危険を冒して行くことはない…ここはひとまず国内ででもしっかりボランティア活動をやっていただき、それこそ、その大切な時期がやって来たら是非イラクへ駆けつけて、共にNPOでもNGOでも国造りに協力して欲しいというのが私の思いなのです。
私の今回の発言にたいして全国からゆうに千通を超えるたくさんの応援ファックス、メール、お電話を頂戴しました。激励してくださった方々には心から感謝申し上げます。また反対意見をきちんと説明して下さった方々にも感謝しております。
私は今回の件で皆様から実に多くの事実を教えていただき本当に有り難く思っています。
総理や諸大臣ほどではありませんが私も毎日毎日、早朝の政調部会を振り出しに終日スケジュールに追われていますが、今回、多くの方からいろいろな事実を教えていただき、これからも今に増してもっともっと勉強しなければならないと改めて肝に銘じました。
今回、私は自分の信念に基づいて発言し、その結果、いろいろなメディアより総攻撃?を受けた訳ですが、メディア以外の何時も黙っていらっしゃる…何も主張しない、発言しない層の方々より、予期せぬ応援、激励のメッセージをたくさん頂戴し、又、「貴方は間違っていません、私も同じ考えです」「良くぞ発言してくれました、がんばってください」と、全く見知らぬ人に声を掛けられ、自分の考え方と同じ方は日本全国それこそ圧倒的多数いらっしゃるという自信を持つことが出来ました。私の考えは決して少数意見ではなかったということを自ら確認し、そしてこの際メディアの方々にもしっかりと指摘しておきたいと思います。
皆様より私の東京、及び広島の事務所に寄せられました応援、激励のファックスやメールの束…私の貴重な宝物として永久に大切に保存いたします。そしてこの感動をこれからの私の政治活動のエネルギーとして、更に筋の通る政治を目指し、しっかりと邁進していくつもりです。
皆様方本当に有難うございました。
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http://www.kashimura-takeaki.jp/hitokoto/vol135.html