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北、シアン化ナトリウム輸入の目的は? [朝鮮日報]【安い費用でより強力なサリンを製造できるから違う目的だろうと(笑】
http://www.asyura2.com/0406/war60/msg/458.html
投稿者 あっしら 日時 2004 年 9 月 25 日 02:35:29:Mo7ApAlflbQ6s
 

(回答先: 北朝鮮、韓国産の「猛毒原料」を中国経由で輸入 投稿者 **** 日時 2004 年 9 月 24 日 15:02:30)


 化学兵器の原料としても使用できるシアン化ナトリウム107トンが中国経由で北朝鮮に流入したことが確認されたことを受け、関係当局が化学兵器に転用される可能性などに注目している。

 情報当局は「北朝鮮が輸入したシアン化ナトリウムを化学兵器製造に使用したという証拠はまだ発見されていない」と慎重な立場を取っているものの、化学兵器製造用に搬入した可能性は排除せず、経路を追跡中であるとされている。

 シアン化ナトリウムは一時、毒性の強いサリンガスの原料としても使用できると誤認されていたが、実際にはサリンとは関係がなく、タブン(GA)や血液剤(blood agents)の原料にもなると専門家は話している。

 タブンはドイツが第2次世界大戦の時に開発した神経剤(Nerve Agents)で、サリンよりも毒性が強い。吸引即時効果が表れ、目と皮膚に強い毒性を表す。

 血液剤の場合、シアン化水素(AC)、塩化シアン(CK)系列の原料として使用される。シアン化水素は効果が極めて早く、吸引後15分以内に死亡する。塩化シアンは目と粘膜に強い刺激を与えるが、毒性は強くない。

 2つの血液剤はどちら共、防毒マスクを無力化することに使用される可能性がある。

 一部の専門家らはシアン化ナトリウムが化学兵器の原料にもなるが、「費用」対「効果」、北朝鮮の化学兵器の実態などを見た時、実際の化学兵器の製造に使用される可能性は低く、金属メッキや除草剤など産業用として使用されるようだと分析した。

 北朝鮮は現在、日本のオウム真理教事件で散布されたサリンガスをはじめ、マスタードガス、ホスゲン、VXガス、シアン化水素などの化学兵器(化学作用剤)を保有していると情報当局は見ている。

 北朝鮮はすでにタブンより少ない費用でより強力なサリンガスを製造できる上、すでにかなりの量を保有しているのに、シアン化ナトリウムを化学兵器製造に使用する理由がないとの説明だ。

 国防部傘下の研究所のある専門家は「タブンを製造する際、シアン化ナトリウムは最後の工程に投入する補助原料で、主原料ではない」とし、製造工程上の限界を指摘した。

 北朝鮮が現在保有している化学兵器は2500トン〜5000トン。世界3位の化学兵器大国だ。1961年、金日成(キム・イルソン)主席の化学化宣言以降、化学兵器の開発に多大な努力を傾けてきた結果だ。

 清津(チョンジン)などの8か所に生産工場が、江界(カンゲ)など3か所に研究施設が、沙里院(サリウォン)など7か所に貯蔵施設がある。

 北朝鮮の化学兵器は90年代半ば以前は約1000トンと推定されたが、97年の北の生物・化学戦争の脅威を韓米情報当局が再評価した結果、その保有量が大幅に増えた。

 97年、軍当局が秘密裏に分析した結果によると、北朝鮮が2トン程度の化学兵器でソウルの人口密集地域を攻撃する場合、20万人の死傷者が生じるなど、大きな人命被害が発生するものと推定された。

 また、保有砲弾の10%、スカッドミサイルの50〜60%が化学弾の可能性があるという情報分析結果も出ている。

 これを受け韓米は、有事の際に対応できる韓米連合作戦計画5027を98年に大幅に修正し、化学兵器の生産・貯蔵施設および運搬手段(ミサイル・航空機)に対する先制打撃の概念を導入している。

 国防部も98年、「生物・化学戦争の脅威に対する総合対策」をまとめ、▲生物・化学・放射能兵器の政策部署および生物・化学・放射能兵器の防護司令部の創設など化学部隊の編成 ▲防毒マスクなどの防護装備および物資の増強に、昨年まで3500億ウォンを投資した。

ユ・ヨンウォン軍事専門記者 bemil@chosun.com

http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2004/09/24/20040924000099.html


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