★阿修羅♪ 現在地 HOME > 掲示板 > 戦争60 > 452.html
 ★阿修羅♪
次へ 前へ
「ザルカウイがビン・ラディンと対立」??(エル・ペリオディコ)
http://www.asyura2.com/0406/war60/msg/452.html
投稿者 バルセロナより愛を込めて 日時 2004 年 9 月 24 日 23:27:38:SO0fHq1bYvRzo
 

「ザルカウイがビン・ラディンと対立」??(エル・ペリオディコ)


9月24日付のエル・ペリオディコ紙(電子版)は次のような記事を掲載しました。全訳します。

訳文中の「一神教と聖戦」は団体名を指し、Monoteísmo y Gurra Santaの訳にしています。本来このmonoteísmoという単語は「一神教」を指しますが、ここではおそらくイスラム原理主義を指すものと思われます。日本で一般的にどう訳されているかご存知の方は教えてください。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

『ビン・ラディンと対立するザルカウイ』

・ イスラム主義者たちは、このヨルダン人がアル・カイダと独立した組織を作ったことを非難する
・「一神教と聖戦」がイラクで彼独自の戦術を展開している

アントニオ・バケロ:ラバト(モロッコ)

イラクは謎に包まれたイスラムテロリストによって分裂させられている。イラクで攻撃と誘拐の作戦を共に行う組織である「一神教と聖戦」のリーダーであるアブ・ムサブ・ザルカウイのテロ戦術は、オサマ・ビン・ラディンに近いイスラム主義者たちによって厳しく非難されている。これらの批判は、テロリズムの専門家たちによって擁護されてきた思想を補強するもので、ザルカウイのグループはアル・カイダの一部ではなく彼ら独自の行動である、としている。

A>>一つの自由な組織

「ザルカウイは一度たりともビン・ラディンに忠誠を誓ったことは無い。」そしてそのグループである「一神教と聖戦」は「アル・カイダに加わっていない。」これはあるザルカウイ支持者がスイスの雑誌 Neue Zürcher Zeitungに語ったことである。さらにフランスのインターネット・ページwww.terrorisme.netによると、「ザルカウイはイラクでの戦術について彼独自の視点を持っている」ということである。このページは「すべての過激派がアル・カイダの旗の下に集まっている、と考えるのは危険だ」と指摘し、「不一致や抗争すら存在する」と強調する。イラクでは、ザルカウイは世界テロリズム戦争を実行している。それは、米軍、警察と軍に応募するイラク人、およびシーア派に敵対するものである。彼のグループは最も残酷な襲撃の背後におり、いつも首を切り落とす人質処刑の実行についても同様である。

B>>イスラム教徒の殺害

こういったザルカウイとビン・ラディンの相違は、インターネットの多くのページに登場している。この意見交換の中で、アル・カイダのリーダーのテロ行為に対して宗教的な保障を与える神学者、アブドラー・ラシド師は、ザルカウイを厳しく批判した。ラシドは、毎日多くのイスラム教徒の死者を出すイラク人の警察や兵士に対する攻撃を非難した。この原理主義神学者は「協力者たちは処刑されてはならない」「米国に協力する者たちは過ちを犯しているが、しかし取り違えているだけの人は、イヤド・アラウイなどの指導者を除いては、処刑されてはならない」と強調した。

C>>異なった原則を持つ集団

La Vanguardia Victoriosaというページで、アブドラー・ラシド師は他のアラブ諸国の過激派をイラクへ送り込むことは間違いであったという認識を示している。それはアメリカと対決する他の前線に負担を負わせることになった。「イラクの息子たちは独自で米軍と戦う力を持っている」とこのイデオローグは語り、テロリストたちはそれぞれの国に戻って戦いを続けるように呼びかけた。ラシドはサウジ・アラビアを例に取り上げた。「サウジの聖戦はイラクのそれと同等の重要さを持つ。」

この論争の底流にあるものは、ビン・ラディンによって示された戦術からはみ出したザルカウイの行動がある。ビン・ラディンの戦術とは、まず米国に対する戦い、続いてアラブ諸国を統治するイスラム「異端者」に対する戦いを、明確に示すものである。しかしながらザルカウイは、専門家たちはビン・ラディンよりはるかに好戦的であると考えるが、この二つを同時に実行することに賭けている。そのために米軍やイラク政府に対してと同時にイスラム教徒に対しても攻撃する。こうしてイラクの警察や軍に対して攻撃を続けながら何の疑念も無くイスラム教徒を殺害する。

D>>ロシアとヨーロッパにまで届く組織網

ザルカウイは、米国から2千5百ドルの懸賞金がかけられているのだが、アル・カイダとは独自のテロリスト網を作り上げている。それはすでに戦いを開始しており、ヨーロッパ、ロシアそしてコーカサスに広がっている。彼のグループ「一神教と聖戦」はイラクの都市ファルージャにその基地を置き、数百名のアラブ諸国とイラク人の過激派が集結している。米国からの情報によると、千人には達していない。このグループはあるスンニ派原理主義者の聖職者、アブダラー・ヤナビ師を祭り上げているが、彼はイラクの有力一族に属している。その副責任者は2名のテロリストであり、それはアブー・タイシルとアブー・アシュラフであることが判明している。この組織はレバノンのシーア派組織ヒスブラーと接触を保っており、イラクへの志願者を採用するために、ヨーロッパでの組織網とイスラム支持者組織Magreb de Ansar al Islamを活発化させている。この1年で、116名がスペイン、フランス、イタリア、英国で、ザルカウイのグループに関連して逮捕されている。彼らは「首切り人の王子」のようなイスラム主義者のチャットの中でその「洗礼」を受けたのである。

http://www.elperiodico.com/default.asp?idpublicacio_PK=5&idioma=CAS&idnoticia_PK=150364&idseccio_PK=7&h=040924

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ザルカウイのグループに関しては米軍情報の垂れ流しになっていますが、記事中のアブドラー・ラシドのような、今までビン・ラディンに踊らされてきた間抜けなイスラムのインテリどもが、今になって慌てふためいている様子がよくうかがえます。

さてさて、ザルカウイの次はどんな「ザルカウイよりもっと怖いテロリスト指導者」が出てくることやら。それとも、モーやん自身が直接出てくるのかな。

 次へ  前へ

戦争60掲示板へ



フォローアップ:


 

 

 

  拍手はせず、拍手一覧を見る


★登録無しでコメント可能。今すぐ反映 通常 |動画・ツイッター等 |htmltag可(熟練者向)
タグCheck |タグに'だけを使っている場合のcheck |checkしない)(各説明

←ペンネーム新規登録ならチェック)
↓ペンネーム(2023/11/26から必須)

↓パスワード(ペンネームに必須)

(ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。)
↓画像認証
( 上画像文字を入力)
ルール確認&失敗対策
画像の URL (任意):
投稿コメント全ログ  コメント即時配信  スレ建て依頼  削除コメント確認方法
★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/  since 1995
 題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
掲示板,MLを含むこのサイトすべての
一切の引用、転載、リンクを許可いたします。確認メールは不要です。
引用元リンクを表示してください。