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大統領暗殺テロ摘発は当局の創作?容疑者は死亡 ロシア
モスクワ中心部で今月中旬、自動車爆弾が発見された事件をめぐり、地元メディアで懐疑的な報道が相次いでいる。学校テロ事件などで面目を失った当局が「挽回(ばんかい)のため手柄話を創作したのでは」との観測も流れている。
この事件について治安当局は18日の発表で、対テロ捜査班が爆発物を仕掛けた乗用車を見つけ、テロ容疑で男性1人を拘束したが、男性は心臓発作を起こして急死した――としていた。
当局は一部メディアに「プーチン大統領の通勤路に車爆弾を仕掛けようとしていたと容疑者が自供」とする情報をリーク。このため「大統領暗殺テロの疑い」と外国にも配信された。
ところが、死亡したのはサンクトペテルブルク在住の退役ロシア人将校(38)と判明。家族は「モスクワに出張中で、テロリストとの接点は無い」と証言した。検視により、死因は暴行による失血死と分かった。
有力紙イズベスチヤは24日、テロ計画そのものに疑問を投げかけ、「供述調書も無く、事件はでたらめだった」と報じた。独立派のリジコフ下院議員は同日、議会での究明を提案した。
一方、連邦保安局と内務省はチェチェンでテロ拠点を次々に摘発したと発表。「武装勢力の金庫番」とされる女性(31)の逮捕も大々的に公表したが、モスコフスキー・コムソモレツ紙は23日、「親ロシア派の現地高官ですら、(金庫番とする)証拠に乏しいと否定的な見解を示した」と報じた。
ロシアでは、旅客機同時テロ事件の女性自爆犯からわいろを取った警備担当者が逮捕されるなど、テロを防止できない治安当局に対し、国民の不信が高まっている。 (09/24 19:25)
http://www.asahi.com/international/update/0924/011.html