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合成麻薬密輸容疑、神奈川県警が元米兵の引き渡し要求 (読売新聞)
軍事郵便を悪用した合成麻薬(MDMA)などの薬物密輸事件を捜査している神奈川県警が、米海軍横須賀基地所属の元兵士で米国在住の男(23)を犯行グループの主犯格と断定、麻薬取締法違反(営利目的密輸入)容疑などでこの元米兵の逮捕状を取り、警察庁を通じて米側に身柄引き渡しを求める手続きを開始したことが23日、わかった。
日米犯罪人引き渡し条約に基づくものだが、これまで麻薬密輸に関して身柄の引き渡しが行われた例はない。また、米国の研究所を舞台にした「遺伝子スパイ事件」で、東京高裁は今年3月、法務・検察当局の引き渡し審査請求を初めて退け、米側が求めた日本人研究者の身柄を引き渡さない決定を下しており、米側の対応が注目される。
調べなどによると、元米兵は、元軍属の男性被告2人(麻薬取締法違反などの罪で起訴)と共謀し、カナダ国内の密売グループに薬物を発注。7月上旬、現地の郵便局から、MDMAなど計約5万錠(約2億円相当)入りの軍事郵便を健康食品と偽り、横須賀基地内の私書箱に発送させた疑いが持たれている。薬物のうち2万錠は、麻酔薬「ケタミン」や覚せい剤などが混合されたもので、致死性のあることが確認された。
関係者によると、元米兵は同基地所属のミサイル巡洋艦「ビンセンス」の乗員だったが、基地内で麻薬規約に違反して軍事裁判を受け、昨秋、不名誉除隊処分となった。元軍属の2被告が県警薬物銃器対策課に麻薬取締法違反容疑で逮捕された翌日の今年8月6日、米国に出国した。
元米兵は、容疑事実とは別に、昨年暮れ以降、同様の手口で計5回にわたり、大量のMDMAなどを密輸した疑いも浮上。密輸量は少なくとも10万錠以上に上るとみられている。
元軍属の2被告は、県警の調べに対し、「(元米兵は)密輸した薬物を東京・六本木の外国人などに売っていた」などと供述しているという。六本木周辺では今年3月以降、コカインなどを使用した外国人4人が変死する薬物中毒事件が相次いでおり、県警はこの事件との関連も調べる方針。
[ 2004年9月24日3時2分 ]
http://news.www.infoseek.co.jp/top/story.html?q=20040924it01_yomiuri