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今自衛隊がイラクに海外出兵する時代、私たち「障害者」は新たな戦前に、いやまさに進行している「戦時下」におびえている。
過去のこれらのことが今、言葉を変え形を変え再び繰り返されようとしている。叛戦せよ。
▼戦争と精神障害者(身体障害者の記述も含む)・国立武蔵病院の歴史 http://popup.tok2.com/home2/nagano2/topics.htm
国立武蔵と千葉の下総療養所はもともと軍隊の病院であり、今でいう戦争によるPTSDの兵隊や、覚せい剤(もともと戦争のために特攻隊に飲ませたり、軍需工場の労働者につかうために作られたものです)の依存の兵隊のために作られた精神病院です。
・関連資料 『精神医療』(現代書館フォービギナーシリーズ)PDFファイル http://popup.tok2.com/home2/nagano2/begiwar.pdf
…1938(昭和13)年、「厚生省」が作られる。戦争に役に立つ「健康な国民」を作り出そうという目的で生まれたのだ。1940年、国民優生法、精神病者や身体障害者の断種が行われた。
・戦争中の餓死者について
『私説松沢病院史』岡田靖雄.岩崎学術出版社,1981.6…ここには松沢病院誤爆計画まであったと書かれています。つまり戦争中に動物園で猛獣を毒殺したのと同じで、本土決戦の際に精神障害者が暴れては困るから殺してしまえということです。
『声なき虐殺―戦争は精神「障害者」に何をしたのか』塚崎直樹.BOC出版部,1983.12… http://popup.tok2.com/home2/nagano2/warandps.htm
「かわいそうな象」という話がある、戦争中に上野動物園で、動物たちが毒殺されたが、賢い象は毒入りのえさを食べず、飢え死にしたという話だ。しかし同様に檻に閉じ込められていた精神病院入院患者が餓死させられたことはあまり知られていない。
たとえば都立松沢病院(現・梅が丘病院=その院内学級にあの歴史教科書が今押し付けられている!=光明養護学校の隣。)では1938年ごろから死亡率が増大し始め、敗戦の年1945年にはなんと入院患者の4割が死亡した。全国の精神病院はどこでも多かれ少なかれ同様の歴史をもっている。マラリア注射により家族の入院患者を「処分」された、という中宮病院入院患者遺族の証言もある。ナチスのユダヤ人虐殺に先立ち、「精神障害者」や身体障害者が組織的に虐殺されていたった歴史同様に、日本でも精神病院入院中の患者は食料不足のまま放置され餓死し、そしてあるときは意識的「処分」までされたのである。
http://www2.ucatv.ne.jp/~kenpou.snow/PAL14.htm
ここには中宮病院で人体実験で殺されたという遺族の証言もあります。
・兵士のPTSDについて
『さすらいの<未復員>』吉永春子.筑摩書房,1987.7…これは国立武蔵病院の未復員兵についてのドキュメンタリーを作ったディレクターの書いた本で、国立武蔵の未復員兵を扱っています。戦争中に発病して武蔵に入院させられ、そのまま未復員という扱いで戦後ずっと入院させられていた方たちのことを書いています。
▼イラク戦争と精神障害について
・2004/6/21 駐韓米軍で精神疾患の発病が急増 http://geocities.yahoo.co.jp/dr/view?member=jngmdp
参戦将兵の半分以上が精神的後遺症を経ている
・2003/1/19 米軍パイロットと覚醒剤 http://geocities.yahoo.co.jp/dr/view?member=jngmdp&.start=31
▼「健康」という言葉で、障害者は迫害され、抹殺された。
そして今、2003年5月から「健康増進法」が施行された。戦前1940年の「国民体力法」の焼き直しで、現代の厚生省が進める「健康日本21計画」のことだ。国民の健康・福祉に貢献するかのような政策の中に、ファシズム体制の「人的資源」培養の基本理念を解明します。
・『日本ファシズムと優生思想』藤野豊 かもがわ出版 1998/04
「存在に値しない命」とは何か。病者・障害者への断種政策はナチスだけではない。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4876993777/qid=1093796895/sr=1-7/ref=sr_1_10_7/249-4791131-1234747
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4642055002/qid=1093796860/ref=sr_8_xs_ap_i1_xgl/249-4791131-1234747
・『厚生省の誕生―医療はファシズムをいかに推進したか』藤野豊 かもがわ出版 2003/08
「戦後厚生省の過ち」も収録。ハンセン病、部落問題、アイヌ民族、731舞台、在日韓国朝鮮人、従軍慰安婦の問題にも話が及ぶ。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4876997640/qid=1093796895/sr=1-4/ref=sr_1_10_4/249-4791131-1234747
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4876993157/qid=1093796895/sr=1-8/ref=sr_1_10_8/249-4791131-1234747
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4000016946/qid=1093796895/sr=1-5/ref=sr_1_10_5/249-4791131-1234747
▼国民保護法/「措置」と「協力」
措置制度から支援費制度へなどと、福祉の世界では措置という言葉が避けられつつあるとき、軍事・国権の側で使われることが増えた。「自衛隊イラク派遣特別措置法」「対テロ特別措置法」だの、そしてこの「国民保護法」である。つまり「国民戦争軍事総動員強制弾圧措置法」のことだ。今、日本は戦時下。先に「公共の福祉」という言葉を「戦争・軍事力」の意味に用いられ、すでにずっと前から「安全を保障する」という意味を「軍事同盟」に用いられ、言葉の逆用(ニュー・スピーク/サウンドバイト)に対し、国民はただ受け身でい続けた。軍事があること自体が安全を脅かし福祉に反することは沖縄を見れば一目瞭然。そして障害者なら身近に気付くはず?
■国民保護法/「措置」と「協力」【JCJふらっしゅ2004/09/21(485号)より一部抜粋】JCJ=日本ジャーナリスト会議
※全文は http://backno.mag2.com/reader/Back?id=0000102032
9月17日、国民保護法が施行された。有事の際の強制的な「保護措置」と国民の自主的な「協力」を盛り込んだ。…「措置」には始末することや処置の意味がある。強制の意味を含むケースも多い。…当然だが、有事関連法がいう「国民保護」は、福祉関連法の対極にある。福祉政策の場合、いかに制度が変わろうとも、利用者・家族・介護者・地域社会の連携、コミュニティの再生が不可欠の時代を迎えている。「有事」(=緊急事態)を煽る勢力は、「隣組」や「国家総動員法」「治安維持法」のようなものを作りたがる。「国民の生命、財産の保護」などを名目に、似非「コミュニティ再生」論を浸透させようとする。違いを明確にして、悪意を見破る目を広げる必要があろう。…73年前の9・18、満州事変の自作自演を忘れるわけにはいかない。
▼障害者と教育基本法改悪
『能力主義と教育基本法「改正」――非才、無才、そして障害者の立場から考える』北村小夜・著(現代書館)
8月20日発売!2200円+税 http://www.gendaishokan.co.jp/goods/ISBN4-7684-3442-8.htm
100人に1人のエリート養成のための能力主義教育、戦争できる「ふつうの国」づくりのための愛国主義教育は誰のための教育「改革」なのか。「お国のために役立たない」と排除された側から「改革」の本質を糾す。
[著者紹介・編集担当者より]「修身」の教科書と「心のノート」がよく似ているとはよく言われることだが、明らかに弱者を排除しようとする「改正」案、競争の時代、進む習熟度学習、これで、心豊かな人間は育つのだろうか。競争はあっても良い、しかし、弱者を切り捨てては、絶対にいけない。(宮)
http://books.rakuten.co.jp/fresheye/NS/CSfLastGenGoodsPage_001.jsp?GOODS_NO=1702436&rbx=X