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【ニューヨーク=五十嵐文】小泉首相は22日午後(日本時間23日未明)、北朝鮮の崔守憲(チェ・スホン)外務次官とニューヨーク市内のホテルで約10分間、会談した。
首相は、「日朝関係を正常化するにあたっての基礎は日朝平壌宣言であり、これを誠実に守っていくことが重要だ。また、(北朝鮮の核問題を巡る)6か国協議を活用していくことが重要で、この2つのメッセージを金正日国防委員長(総書記)に伝達してもらいたい」と述べ、日本人拉致問題や核問題の解決に向けて、北朝鮮が積極的に対応するよう求めた。崔次官は「本国に伝達する」と約束した。
さらに、首相は、安否不明の拉致被害者10人に関する再調査について、「5月22日の訪朝の結果、再調査を行うことで(金総書記と)合意している。北朝鮮が誠実に対応することを望んでいる」と述べ、再調査の促進を求めた。
崔次官は、25、26日の両日に拉致問題に関する日朝実務協議が北京で開かれることを指摘した上で、「再調査は日本が要請したものに対し、われわれがこたえているものだ」と述べるにとどまった。
さらに崔次官は、6か国協議の今月末の開催が見送られたことに関連し、「北朝鮮としても6か国協議は重視しているが、現時点で北朝鮮が参加できないのは、米国の敵視政策によるものだ。韓国の核疑惑も解明される必要がある」と述べ、米国や韓国を批判した。
これに対し、首相は、「ブッシュ米大統領とは、6か国協議を推進して(核問題の)平和的解決を追求することで合意しているので、北朝鮮もこれに応じてもらうことが必要だ」と述べ、協議に応じるよう求めた。
会談は、原口幸市国連大使主催のレセプションの会場で行われた。日本が崔大使を招待し、遅れてきた首相と会場内で立ち話をした。
(2004/9/23/04:09 読売新聞 無断転載禁止)
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20040923i201.htm