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【北京=佐伯聡士】急進改革色の強い論文を掲載することで知られる中国誌「戦略と管理」(隔月発行)が、停刊処分になったことが20日明らかになった。8月に発行された2004年第4期号で、北朝鮮の金正日政権を痛烈に批判した論文を掲載したことが直接の停刊理由になったものと見られる。
雑誌の予約購読を受け付けている郵便局は、購読者に対して、今月15日付で「購読料返却通知」を出し、同誌の「停刊」を告知した。同誌は「我々は(当局からの正式な)通知を待っている」と述べた。
北朝鮮に関する論文は、政府系研究機関の天津社会科学院対外経済研究所の王忠文氏が執筆したもので、核開発問題などでの北朝鮮の「背信的行為」を厳しく批判、「中国には北朝鮮を全面的に支持する道義的責任はない」などとした。中国筋によると、北朝鮮側は外交ルートを通じて強く反発したという。
中国当局は第4期号の店頭販売を禁止したほか、在庫の没収など強硬措置を採った模様だ。
同誌はこれまでも、ほとんど毎回、政治的に微妙な論文を掲載し、「政治傾向全体に問題がある」として、共産党中央宣伝部から何度も批判を受けていた。
2002年12月には、感情的な「日本たたき」を真っ向から批判した共産党機関紙「人民日報」の元評論員(論説委員)の論文「対日関係の新思考」を掲載し、日中両国で大きな論議を呼んだ。
(2004/9/20/21:21 読売新聞 無断転載禁止)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20040920i112.htm
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