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(回答先: サリンガス原料、タイに3年間3799トン輸出 [朝鮮日報] 投稿者 あっしら 日時 2004 年 9 月 20 日 01:26:19)
北朝鮮がタイで猛毒性化学兵器であるサリンガスの主な原料として使われるシアン化ナトリウムの輸入を試みたが、土壇場で制止された。問題の化学物質は国内の化学メーカーがタイに輸出したもので、一歩間違えば、これがまた北朝鮮に売れるところだった。
産業資源部の資料によると、国内メーカーが2002年から今年8月までタイに輸出したシアン化ナトリウムは、3799トンに達する。この中、今年8月の輸出分1031トンの中、142トンが北朝鮮に流れ込む直前に、大量破壊兵器拡散防止構想 (PSI)の監視システムに摘発され、回収されたという。
これは米国が韓国に通告した結果た。タイ以外にも、ロシアや中国、インドネシアなど、10か国以上に、この化学物質が輸出されているが、北朝鮮に再輸出されているかどうかは確認できないという。そのため、化学兵器の原料が、実際に北朝鮮に流れ込んだ可能性もある。
一般的に「青酸ソーダ」と呼ばれるシアン化ナトリウムは、農薬の原料や金属メッキに使われるが、サリンガスのような化学兵器にも簡単に転用できる。
そのため、シアン化ナトリウムは、国際的な「多者輸出統制体制」に基づき輸出入許可が必要な戦略物資として取り扱いされている。この物質で作るサリンガスは9年前、日本のオウム真理教が東京地下鉄に撒布、死者12人に被害者5000人を超える大惨事を招いている。
世界3位の化学兵器保有国である北朝鮮は、依然として世界の目を盗み、化学兵器原料を輸入しているが、われわれは米国の情報提供なしにはその事実さえ分からない。それに政府は、今回のことを秘密にしていたが、野党議員の質問を受け、初めて認めた。北朝鮮を刺激する恐れがあるため、静かに処理しようとしたとは、一体誰のための政府なのか。
韓国社会には今、北朝鮮の脅威は消えた、心配するほどではないという主張が広まっている。国家保安法廃止論者らもそう主張する。しかし北朝鮮は、今も核兵器と化学兵器を作っており、われわれにはそれを防ぐ意志も、情報力や実力もないのが、否定できない現実である。
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2004/09/19/20040919000045.html