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(回答先: 沖縄の人に聞きたい。本気でアメリカ軍に出て欲しいのか？ 投稿者 アイーン 日時 2004 年 10 月 04 日 22:14:49)
矛盾などいくらでもある。
基地撤廃を説えつつも現実には経済的には基地に依存せねばならない一面がある。
労働者としての矛盾もある。
基地に働く従業員はどうだろう？
戦争にも反対するし基地にも反対するし雇用の確保も切実な問題である。
基地従業員としての自分自身をとらえ返せば、現に今、イラクに派兵するための訓練基地にされていながら自分の生活はこの基地によって支えられている。
この否定的な現実をどう止揚するのか？
市民として、労組員として。
直接的には、このような矛盾を抱えて、市街戦の訓練やヘリによる空爆訓練が連日行われているという現実を許している。米兵の行動はすでに戦場における心理状態にあり、沖縄においては「何をしても許される」という態度です。沖国大の墜落事故でも「占領軍」としての尊大さ・傲慢さぶりを見せ付けてくれた。まさしく沖縄は戦場である。だからこそレイプも犯罪だとは思わない。「祖国復帰」など名ばかりで米兵による強盗・殺人もこれまでに多数発生した。
沖縄の人々は米軍にやられ放題なのだ。
明治維新以後戦前戦中まではは日本政府・日本軍がこの限りを尽くした。沖縄人へのいわれもない偏見と差別も伴って。
また、この人が米軍に土地を接収された人であれば接収料が年間数百万円もはいってくるのかも知れない。
ベトナム戦争が激化するにつれB５２の出撃基地として機能していたからこそ、こういう矛盾が一気に沖縄の人々にのしかかったのである。
薩摩（島津−−皇室ともゆかりあり）による琉球王朝の支配、そのもと琉球王朝が沖縄の民衆を支配するという「二重支配」。もともと孤島苦（しまちゃびー）と言われるほどに過酷な自然環境（台風の通り道、旱魃、さんご礁から成る土壌）のもとに創意工夫して生活を維持してきた民衆から収奪の限りを尽くしてきたのが「やまとうー」（島津による琉球王朝の直接支配）である。琉球王朝の上にあぐらをかき君臨してきた（これがおらの祖先のやったこと、苦痛であるが告白する）。
悲惨な歴史はこれだけではない。
先島（さきしま。宮古島・石垣島（こちらを八重山という））にはさらに、「人頭税」がかけられた。「人頭石」（現存するといわれる）の背丈に達すると男女の性別・年齢にかかわらず課税された。貢納（農作物および織布、芭蕉布など）の義務が付与された。
http://www.churashima.net/shima/special/miyako/05nintou.html
http://www.citydo.com/park/miyako/miyako/040.html
人頭税
http://www.wonder-okinawa.jp/024/japanese/map/haidonan/nintou/
語り草。
中でも実録ではないが重税に耐えかねて人減らしを余儀なくされた与那国島の「トゥング田（だ）」伝説は有名。ただし私も与那国へ行ったことはないので、文献で調べた程度である。
http://www.wonder-okinawa.jp/024/japanese/map/haidonan/tongu/index.html
ついでながら、「クブラパリ」
http://www.wonder-okinawa.jp/024/japanese/map/haidonan/kuravu/index.html
妊婦なども人減らしのためにこの溝（割れ目）を飛ばされたという。ものの本によると、こちらの崖縁から対岸の崖縁まで飛べ（実際には数メートル以上はあり、恐怖も伴うのであろうが、陸上の選手でも跳べないという）、というわけだ。
人減らしのための赤子の生き埋め。人々は夜な夜な赤子の鳴き声を聞いたという。
先島の人々は琉球王朝をも呪わねばならなかった。
「独立」のみ問題にするならば先島も沖縄からの独立を叫ぶに値するのではないか？
今は鹿児島県に属すけど、奄美諸島も同様で、琉球王朝の支配を受けていた（こちらでの人頭税の存在は今は不詳）。
謝花昇（発狂死した）らの活躍によってようやく明治３２年に至って漸く人頭税が廃止される（ついでに言うが、キリスト教弾圧の「踏み絵」が禁止されたのは明治6年ころだったと記憶する。津和野の悲劇http://www.asahi-net.or.jp/~VR3K-KKH/photoalbum/tsuwano/otomepass.htm。 森鴎外は自分の出身地を「津和野」と生涯言わず、「石見の国」としか言わぬ理由がここにある）
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日本国民に告ぐ！沖縄県民斯く戦えり。
http://www.kk.iij4u.or.jp/~isao9pw/nihonkokumin.htm
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資料中初代県令奈良原繁ってやつは格別の悪人で、維新前は島津の「公武合体派」で「人切り魔」。寺田屋騒動で攘夷派も切っている。
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寺田屋騷動と女將おとせ
http://ddb.libnet.kulib.kyoto-u.ac.jp/exhibit/ishin/kanren/doc/kaisetsu/KIS32.html
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沖縄の自由民権運動の父−謝花昇
http://66.102.7.104/search?q=cache:Brk1A-5O_vkJ:www.edu-c.open.ed.jp/iinkai/shurei/tyuu3/3-3jahana.pdf+%E5%A5%88%E8%89%AF%E5%8E%9F%E7%B9%81&hl=ja
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このような矛盾を解決するために「施政権返還」のみを求めて運動を作って「祖国復帰」というバラ色の幻想を振りまいてきた。だれが？言わずとも知れている。結果としてはよりひどい「基地機能強化」と基地従業員の大量解雇で失業者の大量創出により沖縄経済は深刻化したであった。復帰記念事業として海洋博など一時的な失業対策も完成すれば不況をもたらす。
内実は「核基地つき自由使用返還」であり、矛盾は一切解消されず、むしろこの「復帰」幻想は「復帰後」に偽りであったことが判明し、労働者的には乗り越えられ、沖縄の階級情勢は一変してしまった。
激しく情勢が流動すれば反対運動も激しさを増し、既成左翼ではどうにも指導できないのが現状である。
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沖縄階級闘争
http://www.h7.dion.ne.jp/~bir/okinawa/r1.html
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題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。