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ジャバリヤ難民キャンプで。破壊された幼稚園
http://0000000000.net/p-navi/info/news/200410041722.htm
死者最低60人、負傷者250人を超えたイスラエル軍によるガザ北部への攻撃は拡大し、ガザの他の場所にも攻撃が行われている。ガザ市ではモスク近くでハマスの幹部を狙い、ミサイルが市街地に撃ち込まれた。数人がミサイルの破片で中程度の怪我を負った。ラファでもひとり殺されている。(北部ガザでは月曜に今のところ3人が殺されている)。
北部ガザではUNRWAの学校敷地を戦車が通過し、設備に被害を与えるほか、敷地内から砲撃をしているという。
写真リンク: ジャバリヤ難民キャンプで。破壊された幼稚園 http://story.news.yahoo.com/news?tmpl=story&u=/041003/481/jrl13310031652
ガザのアルメザン人権センターからあがってきた情報をここにまとめてみる。
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アルメザン人権センターより 10月3日午後4時発表
(原文:http://electronicIntifada.net/v2/article3152.shtml)
現在、イスラエル軍が大規模な攻撃をしかけているガザ北部は人口密集地で25万人以上が住む。ジャバリヤ(および難民キャンプ)、ベイト・ハヌーン、ベイト・ラヒアが主な街。
28日夜にロケット弾の発射を防ぐという名目でイスラエル軍が侵攻し、すでに4日が過ぎた。これを書いている時点までにパレスチナ人65人(うち子ども19人)が殺され、244人(うち子ども81人)が負傷している。相当な数の家や財産が破壊を受けている。
[5日目:10月3日(日)]
ジャバリヤのタル・エル・ザータル地区に土曜夜11時近く、軍が侵攻。メインストリートを避け、家々の壁をぶち抜いて進路を作っている。7軒の家、幼稚園、雑貨店、縫製工場、そしてモスクの一部が破壊された。また、地区の50ドゥナムの農地もブルドーザーでならされた。一軒の家は兵士に占拠され、家族は一部屋に押し込められた。
ベイト・ラヒア北のバルサム病院は、食料と医療品の不足を訴えてきた。だいぶ時間が経って、パレスチナ保健省はイスラエル軍から物資の搬送を許可され、土曜の午後4時、物資を積んだ救急車は病院近くへ到着。しかし、付近の道は軍によって破壊されて通行不可能になっていた。軍は通過したいなら、自力で道の穴を埋めて通るようにと命令。自力で穴を埋めて、救急車を通過させた。
ベイト・ハヌーン市当局から連絡。アン・ナダ地区で電気系統が切断された。この地区の人々は4日分の水も確保できていない。市当局は井戸または水貯蔵タンクへの接近が許されない状態にある。
土曜午後8時半、ベイト・ラヒアのマンシーエ地区が戦車とブルドーザーに制圧された。20ドゥナムの農地がブルドーザーでならされている。午後11時55分、ベイト・ハヌーンのアッ・シッカ通りにあるアッ・ザネーン家が取り壊された。
日曜午後2時半、エレズ検問所近くの20の商店がブルドーザーで破壊された。イスラエルへ労働しに行くパレスチナ人に利用されてきた120の店(大半が壊された)で残っていた店。ジャバリヤ難民キャンプではUNRWAの学校の近くで戦車からの砲撃を受けて、22歳のムハンマド・シュラフィが殺され、1人が負傷。
ガザ南部からの報告。ガザ南部ではガソリンの不足に苦しんでいる。ガザ南部は孤立していて、物資の供給がまともに来ていない。
ジャバリヤ市長ハリール・サマラ氏は、ジャバリヤの街と難民キャンプで飲み水が不足し、危機的な状態にあると宣言した。イスラエル軍のコントロール下にある主な井戸は電力がカットされて動いていない。市職員は井戸へのアクセスを許されず、そこへ入ることができない。その前に難民キャンプの井戸は砲撃を受けている。
ジャバリヤ難民キャンプではブロック4にあるUNRWAの学校の近くで、この日2度目となる戦車からの砲撃を受けて29歳のマヒール・ザクートが殺された。病院に到着したザクートの遺体は形がなかった。
メザンセンターのレポーターによると、何百人かの緊急に外国での治療を必要とするガザの住人がラファ・クロッシング(エジプトへの出口)に到達できないでいるとのこと。(ガザでの交通遮断に加え)、ラファ・クロッシングは先週より閉鎖されている。21歳のガザ市に住むガンを患っている青年、リジーク・スワイルはラファからエジプトに抜けられない状態に苦しんでいる。また、道の封鎖により(ガザ唯一の大病院である)ガザ市のシーファ病院に行き着けない患者も増えている。
[各国、国際機関からのステートメント]
割愛(フランス政府、スイス政府、カナダ政府、 エジプト政府からイスラエルに向けられたもの。イスラエルに自重を呼びかけるもの、国際法を守れというものが大半)。
[パレスチナ人、イスラエル人からのステートメント]
割愛(アラファト議長、自治政府、パレスチナ評議会、シャロン首相の発言など)。
[アルメザン・センターからのステートメント]
アルメザン人権センターは、北部ガザでのイスラエル軍による人権侵害をふたたび非難する。とくに多数の人を殺し、負傷させ、家々や財産の破壊をもたらしている市街地での好き勝手な砲撃や住民への集団懲罰行為を非難する。このような行為は著しく国際法、とくに第4ジュネーブ条約(146、147条)を侵害している。
センターは国際社会が効果的に調停に入っていないことが、イスラエル軍に国際法侵害の続行を可能にさせていると考えている。メザンセンターは早急に占領地におけるパレスチナ人への国際的保護と集団懲罰的行為をストップさせることを呼びかける。
戦車がオフィスから150mも離れていないところに駐留しているため、メザンセンターはジャバリヤのメイン・オフィスを閉鎖せざるを得ない。報告等は電話で受ける。(電話番号は省略)
─以上。
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これが3日午後4時に発表されているレポートのほぼほとんどの内容だ。これでもきっと断片にすぎないのだろうと思う。