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2004.10.04
Web posted at: 17:22 JST
- CNN/AP/REUTERS
イラク中部サマラで武装勢力の掃討作戦を展開していた米軍とイラク治安部隊は3日、「作戦は成功した」と述べ、戦闘がほぼ収束したとの見方を示した。一方住民の間からは、武装勢力だけでなく民間人にも死傷者が出たとする怒りの声が上がっている。
サマラでの作戦を率いた米陸軍第1歩兵師団のバティスト少将はCNNとのインタビューで、「サマラに明るい将来が開けた」と述べ、掃討作戦の成功を宣言。イラク暫定政府のシャアラン国防相も、アラブ首長国連邦の衛星テレビ、アルアラビーヤに「サマラの戦いは終わった」と語った。
さらにイラクのナキブ内相が、作戦では約130人が死亡したが、その中に民間人は含まれていなかったと発言。これに対し、地元当局者や住民が反発を示している。第1歩兵師団に同行するCNN記者によると、ある女性は「米軍の空爆で、幼い娘6人を失った」と話している。遺体を引き取るために病院へ集まった遺族らの中には、「武装勢力とはなんの関係もなかったのに」と怒りをあらわにする人もいる。現地からの情報によると、市内では道路閉鎖や停電が続き、水不足などが懸念されている。
米軍は、来年1月に予定されるイラク国民議会選挙に向け、武装勢力支配地域を奪還する作戦に乗り出している。その第一歩とされるサマラでは今月1日から、米軍約3000人、イラク治安部隊約2000人が大規模な掃討作戦を実施した。ライス米大統領補佐官は3日、CNNのインタビュー番組で、「サマラでの作戦を評価するのは時期尚早」とする一方で、「イラクの部隊が米軍と共に戦い、実績を挙げたのはすばらしいことだ」と強調した。
http://www.cnn.co.jp/world/CNN200410040010.html