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http://www.peace2001.org/gpc/gpc_mn/mn_200409.html#461
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●Vol.461:みんなでBE-IN(09/10)
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★グローバル・ピース・キャンペーン★
■転送・転載・大歓迎■
◆井本里士◆
いつも貴重な情報をブーメランで流していただきありがとうございます。関西で
取材活動を続けている毎日放送報道局の井本里士と申します。8日の夜に大阪で
行われた「911 In Plane Site 」上映会の取材をさせていただきました。
9・11前日となる10日(金)、そのときの様子を放送いたします。
今回のニュース企画の視点は、イラク戦争に異議を唱える2人のアメリカ人とい
う切り口で、前半を兵庫県在住のジャーナリスト、ブライアン・コバート氏、後
半を映画「THE FOG OF WAR」の監督、エロール・モリス氏を取り上げ、「911 In
Plane Site」上映会の模様は前半で放送する予定です。私自身、山田和尚さんの
お話を聞くこともできてとても有意義でした。放送自体はとても短いものですが、
ぜひご覧ください。番組名「MBS VOICE」(18:20〜19:00)。
近畿2府4県と徳島・福井県の一部が受信エリアです。
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■山田和尚■
沖縄で特に嬉しかったのは、夜中のコザの街で若い米兵と仲良くなって、『91
1』のビデオを見せることができたことだ。コザの街を歩いていた20代前半の
二人連れのヤンキーと仲良くなって、ころ合いをみつけて「あっそうだ!面白い
ビデオを持ってんだけど、どこかで見せたいなぁ」と持ちかけたら、嬉しいこと
にビデオがあるお店に連れていってくれたのである。店の中には若いヤンキーが
7人いて、すぐに一緒に見ようと言い出した。何かよほど面白いビデオだと思っ
たのか、ママがビデオのセッティングをしている間に、可愛い顔のヤンキーが隣
の店にいた7人を連れてきた。合計17人の夜間上映会である。
以前の『戦争中毒』の時も同じようなことをして緊張した経験があったが、私の
今回の心境は違っていた。と言うのもすでに彼等の仲良しの『仲間』になってい
たからである。
ビデオが始まると彼等の今までの明るい表情がすぐに真剣な表情へと変わり、冒
頭のペンタゴンの解説から身動きひとつせず、見入っていた。
嬉しかったのは誰一人として途中で帰らずに真剣に見入ってくれたことだ。悲し
かったことは、彼等は何も知らされていない、何も知らないという事に尽きる。
にもかかわらず、たとえ仕事とは言え、命をかけている。
ビデオが終わって少し静かな時間がたったころ、一人の若い兵士が「俺は、やめ
るよ」と兵士をやめると言い出した。彼はこのビデオを見て「これは、おかしい」
と初めて自分自身で思えたのであろう。
この夜は朝までかけてビデオを2回上映した。合計28人の兵士が見てくれた。
ほとんどの兵士が兵士であることをやめたいと言ってくれた。彼等にとって、こ
の夜は敵の銃口よりも危機感が芽生えたに違いない。それは唯一のより所として
きた愛国心が崩れたからに違いない。
朝になって別れる時に、一人の兵士が「このビデオが欲しい」と言い出した。も
ちろん私はそのつもりであったが、「どうするんだい」と問いかけてみた。
「コピーして、基地の友人に配りたい」と言ってくれた。
「アメリカにも、送って欲しい」と私は付け足した。
ひょっとして、このビデオ1本で基地の中が変わるかもしれない。みんなでやる
ともっと早く変わるかも知れない。そのために、まずは親しい友人になることだ。