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遺灰はゴミか!米同時テロの遺族、埋め立て方に異議 (読売新聞)
【ニューヨーク=河野博子】世界貿易センタービル崩壊現場から180万トンにのぼるがれきを運び込んで遺体や遺品の選別作業を行った近くの島のごみ埋め立て地をめぐり、“遺灰”の混じる土砂がごみの上に埋め立てられたことを問題視する遺族とニューヨーク市の間で論争が起きている。
がれきが運びこまれたのは、マンハッタン島南西約6キロのスタテン島にあるごみ埋め立て処分場。遺体や遺品を選別する作業が、2002年7月まで続けられ、6・3ミリ四方のふるいの目から落ちた細かい土砂はそのまま処分場に埋められた。市清掃局によると、土砂は12万トンで、約16ヘクタールの広さに埋められた。
ところが、2002年秋に、遺族の一部の間に団体が結成され、土砂の埋め立て方法に異議を唱え始めた。
団体の代表で、1人息子を失ったカート・ホーニングさん(59)と妻、ダイアンさん(57)は、「土砂には、高熱で溶けた人骨や皮膚が混じっている。どうして、犠牲者のなきがらをごみと一緒に埋め立てて平気でいられるのか」と憤る。すでに4万9000人の署名を集め、埋め立ての差し止めを求める法的措置も検討中だ。
市清掃局は、「ごみと混ぜて埋めたわけではない。ごみの上に土砂を敷いてから埋めた」と当惑するが、遺族側の反発は募る一方だ。
[ 2004年9月10日21時45分 ]