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(回答先: Re: なんだ、やっぱり穴などないのか。 投稿者 南青山 日時 2004 年 9 月 10 日 09:41:25)
教科書というのは、採用されるかされないかで大幅の売り上げが変わります。扶桑社の教科書を読んだ他の出版社は、これに自分のところが負けると瞬間的に思ったことでしょう。だから韓国や中国に言いつけ、この作者はあなたがたの歴史をねつ造していますよと云ったわけです。それによって左翼系の人達がこれは大変だと一斉に反発したわけです。しかし一番の違いはこの本は右翼系や、天皇主義ではなくごく一般的な教科書であり、今までの教科書以上の内容を持った画期的なものだったわけです。
特に大事なことはこの著者は教科書のあるべきもの、この視点で著作しており、自分の考えをほとんど述べていないことです。彼はこの本に右翼的なものや、戦争賛美とか言う物、中国や韓国のおもねるようなもの、アメリカに追随するようなものを廃しています。これに対して小森氏などの反論は、教科書を対象にしたものではなく、右翼や、天皇中心の考えをする人達の批判になっています。教科書という観点からはずれた議論でしょう。だから小森氏はこの教科書を本当に読んだのではなく、右翼相手に論文を書いてるのです。
教科書会社のたくらみによるものです。日本人が権威に弱いのを良く知っていて、その人が右と云えば右が正しい、左と云えば、左が正しい。そういった権威に寄りかかる人達を教科書会社が利用しているわけです。
あなたも扶桑社の教科書を読んでいませんよね、読まれると困るから何ですよ。扶桑社の教科書をみんな十中八九選んでしまうからです。だから今の日本の一番の問題は、読みもせず権威者の鎧に頼った、戦争中の国防婦人の様な方がたくさん出てきて、一方的に決めつけているわけです。これが問題なのです。いい本が読みもせず、広まらない。日本の危機的な状況です。又あの世界戦争が起こるような雰囲気が残っている、権威者の言いなりになる日本人気質が変わっていないということです。というのは戦後の教科書の在処がやはり一方通行の押しつけになっていて考える力を養ってこなかったからです。
しかしこの扶桑社の教科書は、不和雷同しない自分の考えでものを見ることができる真の歴史観を持った人を作る可能性の大きなものです。日本の態勢にとっても驚異となり、中国やアメリカに対しても確固たる意見を述べることができる人を養成できる教科書です。
権威に寄りかかることなく是非一度お読み下さい。議論したり、非難したり、推奨したりする最低限の作法は、読んでいるか否かです。