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『亜空間通信』861号(2004/09/08)
【「研究レポート9.11事件の真相」明治天皇の孫と称する詐欺師を出典の無署名論文を盗作と告発!】
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転送、転載、引用、訳出、大歓迎!
世界を変えたと評される911事件の3周年記念日が間近に迫っている。急に世間が騒がしくなった。
私は、湾岸戦争でも、カンプチアPKO作戦でも、ユーゴ戦争でも、「ジャーナリスト」などとジャラジャラ自称する偽物の横行を、飽きるほど見てきた。今度も、イラクにちょっと行っただけの一発屋が、雨後の筍のように、ジャラジャラ、そこらじゅうに蠢(うごめ)いている。
古くは、ヴェトナム戦争の終末期でも、同じことが起きた。いわゆる一発屋は、現地のホテルに泊まった程度の「現場」体験で、ジャラジャラ書くのである。ジャラジャラしゃべるのである。
最悪の事例は、朝日新聞の連載記事、本蛇蝎一(本多勝一の通称)の「戦場の村」だった。典型的なでっち上げ記事が、新聞界ではちょっと名の知れた「上田・ボーン章」などの受賞となると、横柄な権威を笠に着て、害毒を流し続けることになる。
偽物と、偽物を取り巻く道楽者にも、程度はピンからキリまである。インターネット時代の新型もあるから、見極めが難しい。だから、ずぶの素人衆だけでなく、一応は名の通った「論者」も、騙される、いや、その偽物を利用することが多い。道楽者、好事家の類は、偽物の周辺に群がったりする。
今回は、「研究レポート9・11事件の真相」と題する無署名の論文、御丁寧なカラー写真も豊富なマニアックの極みのpdfファイルが、そこらじゅうに出回り始めた。
これが大変な「デタラメ」商売なのであり、しかも、関連情報には、私の名前、本名、木村愛二までが含まれているので、誤解されると大変なことになる。だから、急ぎ、警告を発する。
私には、ホロコーストの嘘の告発の際、『マルコポーロ』廃刊事件の騒ぎと、それに続く『週刊金曜日』連載記事の攻撃を受けた経験があり、巻き添えは御免なのである。
「研究レポート9.11事件の真相」なるものは、無署名論文であり、最後には、「この資料に関する編集者の著作権は一切主張しません。どうぞ自由に使って下さい」との記載があるが、出典には、中丸薫のワールド・レポートと称する部分がある。じつに巧みな宣伝方法である。
私は、わが名が入った関連情報に関して、以下の疑問を表明し、警告した。
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この「研究レポート 9・11事件の真相」は怪しいから要注意!
こういうのを、無批判に使うと、かえって、911自作自演謀略批判が、疑われてしまう。
私は、この「レポート」なるものを、pdfファイルで受け取ったが、プリントアウトができない特殊なもの(非常に重い。「すべて選択、コピー」で、テキストにはできたが、実に長くて困る)である。
仕方なしに、画面で読んだ。
中身は、ごちゃ混ぜ情報のつなぎ合わせで、特に怪しい「出典」は、明治天皇の孫と称する詐欺師、中丸薫、「太陽の会」とかの「ワールドレポート」である。
念のために、わざわざ、宮内庁の秘書課庶務係に電話して、中丸薫について、確認したが、「話は個人的にきいているが、皇族ではない」とのことである。
中丸薫は、アラブ諸国の王族と会ったということも、書き散らしたりしているが、これは、素人騙しの典型であり、池田大作の詐欺と同じ手法である。
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以下、急遽、わが編著、2002年10月25日発行、『9・11事件の真相と背景』(副題:「テロ」か? 自作自演の戦争挑発謀略か?アメリカ=イスラエル=世界支配構想の核心を突く)からの出典明記なしの「剽窃」、「盗作」部分の典型だけを指摘し、広く警告する。
なお、URLなどの読み難い煩雑な部分を省くために、『9・11事件の真相と背景』を基本資料にしつつ、目下準備中の新著、(木村愛二著)の方から、該当部分のみを引く。この部分は特に、資料収集、確認、分析、立証に苦労したのである。
以下の1)と、後続の「研究レポート 9・11事件の真相」からの該当部分2)を比較さたい。
1)------------------------------------------------------------
『9・11."自作自演"3年目の驚愕!真相の全貌解明!』
[中略]
●モサド関与説の根拠「行方不明のイスラエル人」はイスラエル外務省発表!
私が最初に、その事実を知ったのは、アメリカの独立系の電網宝庫の掲示板の議論を見た時なのだが、何と、その情報源はイスラエルの外務省だったのである。そのアメリカの独立系電網宝庫の所在は、私の「お気に入り」(bookmark)に次のURLで記録されているが、 1年近くを経て、2002年9月24日現在、私自身の確認によると、「接続に失敗」のエラーとなる。事情は分からない。
しかし、その「行方不明」の電網宝庫掲示板から取り込んだ次の題名の英文、
Unreported News
Evidence of Mossad Treachery in the WTC Attack
は、以下のわが通信記録としてわが電網宝庫に保存されている。
『亜空間通信』110号(2001・11・25)
【9・11世界貿易センター攻撃に関するモサドの欺瞞の証拠・敵性証拠による立証】
問題の用語は「ユダヤ人」(Jews)ではなくて「イスラエル人」(Israelis)だった。アメリカのユダヤ人またはユダヤ系アメリカ人は、ほとんどイスラエルと二重国籍のようである。公式のデータは見ていないが、イスラエルは、それを国策として奨励しているのである。
アメリカのユダヤ人、特に最大の商業都市のニューヨークに住み、働くユダヤ人の多くは、世界貿易センターのような商業の中心地区に通勤している。ニューヨークはユダヤ人の人口比率が最も高い都市だから、ニューヨークをふざけて「ジュウヨーク」と呼ぶ人もいる。これも正確な数字は見ていないが、おそらく万単位のイスラエル人が、あの双子ビルに職場を持っていたと考えられる。
当然、事件発生と同時に、二重国籍を含むイスラエル人の安否に関しての緊急調査活動が開始され、わけてもイスラエルの外務省および現地の領事館は、奮闘したに違いない。
そこで話を戻すと、イスラエル外務省発表として、世界貿易センタービル「周辺」の「4000人」に関して「行方不明」と報道したのは、事件の翌日、9月12日付のイスラエルの英字紙、『エルサレム・ポスト』だったのである。 1年有余を経て、2002年9月24日現在、私自身の確認によると、この記事は、以下のURLに存在し続けている。
http://www.jpost.com/Editions/2001/09/12/LatestNews/LatestNews.34656.html
Thousands of Israelis missing near WTC, Pentagon
この記事の核心部分は以下の通りである。拙訳とともに原文を添えておく。
「エルサレムにある外務省は、これまでに、攻撃時にWTCとペンタゴン周辺にいたと信じられる4000人のイスラエル人の名前を受け取った。このリストは、いまだ友人や家族と連絡が取れていない人々からなると、軍の放送は報道した」
(The Foreign Ministry in Jerusalem so far received the names of 4,000 Israelis believed to have been in the areas of the World Trade Center and the Pentagon at the time of the attack. The list is made up of people who have not yet made contact with friends and family , Army Radio reported.)
前記のアメリカの独立系の電網宝庫の掲示板には、この記事を掲載する紙面の電網リンクがあったので、私は、直ちにたどって到達し、色刷り複写を確保した。
ところが、このことが広く各種の電網情報で流れているにもかかわらず、また、私自身が直接、何度も随時教えているにもかかわらず、日本の大手メディアはいまだに、まったく、そのことを報道していないのである。私は、手をこまねいているわけにもいかず、その後の情報も合わせて、2002年の1月19日に、次の通信を発した。
『亜空間通信』145号(2002・1・19)
【なぜ報道せぬか/イスラエル紙「行方不明減」中間数入手:3000/13、140/18】
以下、その他の関連情報も合わせて、整理し直す。
9・11事件の「行方不明」数は、翌日の9月12日付のイスラエルの英字紙『エルサレム・ポスト』による数字、イスラエル外務省発表の4000から、その翌日の9月13日付『エルサレム・ポスト』では3000へと減り、18日付のイスラエルの大手英字紙『ハアレツ』(2001・9・18)では140となっている。
これらの数字が、9月22日付の『ニューヨーク・タイムズ』では、「行方不明」ではなくて「死者としての確認」と表現が変化はしたものの、イスラエルの総領事アロン・ピンカスの言として、「たった3人」(only three)、しかも、その内の2人は飛行機の乗客、1人は仕事であのビルを訪問したという「劇的な減少」となったのである。つまり、WTCに職場を持っていたイスラエル人「死者」は、1人も確認されていないのである。
その間、9月21日付の『ワシントン・ポスト』が、ブッシュ大統領の「報復決意表明」演説の中の台詞として、130以上と報じていた。この130以上は、上記の途中経過の数字、140を踏まえたものであろう。
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以下が研究レポート「9・11事件の真相」の該当部分である。
2)------------------------------------------------------------
研究レポート「9・11事件の真相」
[中略]
●911事件当日、WTC内企業で働くユダヤ人(多くは米国籍も持つ二重国籍者)約4,000名が
“当日休暇”を取っていた。ユダヤ人死者はわずか3名のみ
→イスラエル情報作戦の専門家デービッド・スターン氏の説
ユダヤ人の犠牲者の人数は、以下のように発表が変わっていった。
9月12日:イスラエル外務省の発表=約4,000名
9月13日:イスラエルの英字紙「エルサレム・ポスト」の訂正発表=約3,000名に減る。
9月18日:イスラエルの英字紙「エルサレム・ポスト」の再訂正発表=約140名に減る。
さらに、《911事件当日、WTCには一人も出勤していなかったことが判明
した》と発表。
9月22日:『ニューヨーク・タイムズ』のイスラエルの総領事アロン・ピンカス談:
「ユダヤ人の死者」=3人だけ、だったと発表。
内訳:2人はハイジャック機の乗客、1人は仕事でWTCを訪問。
→WTCとペンタゴンに出勤していたはずのイスラエル国籍人(米国との二重国籍が多いが、
事件の事前警告を受けて出勤していなかったという疑惑が浮上
[後略]
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さあ、いかがかな。他にも怪しい部分は山ほどあるが、「腐ったスープはスプーン一匙の味見で分かる」のである。
御用心、御用心!
以上。
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電網速報『亜空間通信』(2001.09.01.創刊 2004.09.08.現在、861号発行済)
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