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(回答先: イスラエル首相、ロシア外相と会談・テロ対策で協力表明(日経) 投稿者 なんじゃこりゃー 日時 2004 年 9 月 07 日 22:01:36)
イスラエルを失望させる訪問
ロシアのラブロフ外相は、6日イスラエルを訪問しました。イスラエルは、ラブロフ外相の今回の中東訪問における3つ目の訪問国で、すでにエジプトとレバノンを訪問しています。今回は通常のでしたが、イスラエル側は大きな期待を抱き、今度の訪問をロシアとの両国関係を築く絶好のチャンスと見ていました。しかし、訪問の結果は、イスラエルを失望させるものでした。
イスラエルとロシアは、ここ最近それぞれ深刻なテロ襲撃を受けました。特にロシアでは、一連のテロ襲撃事件が発生したことから、イスラエルはロシアと共通の課題があると考えていました。このため、イスラエル国内ではラブロフ外相の訪問に特別な関心が高まりました。ラブロフ外相が正式訪問する前から、イスラエルの主なメディアは、「テロ取締り協力の強化が、会談の主な内容となる。イスラエル側は、会談でロシアに人道主義援助を提供すると表明する」と報道しました。また、イスラエルのシャロン首相を含む各レベルの高官は、ロシアの人質事件にお見舞いの気持ちを表明しました。
しかし、ラブロフ大統領とイスラエルのカツァヴ大統領、シャロン首相、シャロム外相との会談の状況は、イスラエルを失望させるものでした。イスラエルの外交関係者は、「イスラエルとロシアはともにテロの脅威に直面するが、双方には中東和平プロセスなど一連の問題で基本的な政策の違いがある」と明らかにしています。ラブロフ大統領は、会談で「ロシアは、テロ取り締まりの面で援助するという宣言に感謝する。しかし、パレスチナとイスラエルの問題は、中東和平のロードマップの枠組み内で解決しなければならない。ロシアがイスラエルの単独な行動計画を支持する前提は、イスラエルが計画をロードマップに組み入れることだ」と強調しました。
イスラエルがテロ取締りをきっかけに、ロシアとの関係を改善する構造は、現在のところ現実的なものとはいえません。(09/07)
http://jp.chinabroadcast.cn/1/2004/09/07/1@26326.htm