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(回答先: Re: 沖縄が「独立宣言」を発して日本政府に認められずに武力闘争に動いたらどうするのか? 投稿者 長壁満子 日時 2004 年 9 月 06 日 20:41:22)
>こうならないように、平和的解決をするのが政府の仕事ではないのですか。
一義的にはそうですが、ある地域がどうしても独立すると主張し、政府自身や国民多数派がそれを認めない考えであれば対応は変わります。
実態的には独立している台湾と中国の関係でも、あれほどの緊迫状況が続いています。
ロシア(エリツェン)政権だって、チェチェンの独立問題に関して3年間は交渉をしたのです。
>沖縄も内地も、イラクもチェチェンも、それぞれの対等な人間性を目指すために、連
>帯することが大事ではないですか。
そのためには何を基軸にどのような連帯をするのかが重要です。
>それに沖縄の独立派が、独立にこだわるなど、夢物語はやめていただきたい。
沖縄の人たちが、武力闘争に動くかどうかは別として、独立にこだわることはないとどうして言えるのですか?
日本領土で沖縄だけが地上戦を強いられ、戦後は日本“独立”のために人身御供にされ、「本土並み返還」も騙され、普天間基地返還も約束が果たされず、事件が起きてもそのとき限りの関心であったり、ヘリが墜落しても時の首相は夏休みという日本の態度に愛想が尽きて独立を志向しても不思議ではありません。
>どうも、あっしらさんは、今在る政府をまるごと肯定した上でしか、語られません
>が、どうしてそうなのでしょうか。
相変わらず文字が読めない人ですね。
「今在る政府をまるごと肯定」してあれこれ言っているわけではなく、「分離独立」というのはおうおうにして苛烈な闘いと政治的弾圧につながるということを言っているだけです。
ロシア政権の対応が良いか悪いかは別として、チェンチェンでは独立戦争で20万人が犠牲になっているのが現実です。
いくつかの武力闘争がチェチェン独立派のものだとして、その多くは幾ばくかのロシア人を道連れにした自滅的な戦いです。
ある時点までは自滅的闘いでもその先に展望があるのなら救いがありますが、ますますそこから独立が実現できる道筋も見えません。
愛する人を殺された報復闘争や独立に命を賭ける心情を満たすための闘いは“自由選択”ですが、独立という目標は達成できない状況です。
米国・英国・欧州の多くの国、そして、アジアの多くの国が「分離独立」の芽をそれぞれ抱えているので、チェチェン問題を政治的思惑で利用することはあっても、チェチェンの独立を国際的に認めるという動きもないはずです。
独立をめざす人たちは、政治的にも精神的にも屈服する必要はありませんが、武力闘争は勝ち目を判断して慎重に行わなければなりません。
彼らの選択の自由ですから武力闘争をやめろとは言いませんが、チェチェンの独立派には路線や戦術の再検討をして欲しいと思っています。