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(回答先: 治安当局の作戦ミス指摘 イスラエル各紙 (共同通信) 投稿者 愚民党 日時 2004 年 9 月 05 日 22:47:18)
恐怖の記憶 壁にテープで爆弾、作業やらされた
【ベスラン=共同】散乱する焼け焦げた子供靴、血まみれの服も−。ロシア北オセチア共和国ベスランの人質事件で児童、生徒ら三百人を超える犠牲が出た学校の内部を五日、見た。
爆発で多くの子供が犠牲になった体育館。天井全体がすっぽり抜け落ち、晴れた空が見える。窓はガラスがすべてない。バスケットボールのゴールも枠組みが、あめのようにひしゃげている。床は天井の残骸(ざんがい)やすすで真っ黒だ。焼け焦げた子供の黒い革靴、女性用のサンダルなどが散乱している。
九歳のタバシエフ君はこの体育館で人質になっていた。「バスケットのゴールの両端をロープでつなぎ、それに爆弾をつり下げていた。爆弾は床にも壁にもあった。壁に粘着テープで爆弾をつる作業はぼくたちがやらされた。爆発の後、窓から逃げ出したがほかの友達はどうなったか分からない」と恐怖の記憶をたどる。人質は自分を爆破する爆弾を自分で設置させられていたのだ。
一階の教室に入ると死臭が鼻をついた。すべての窓が破壊され、ねずみ色の廊下や壁には無数の銃弾の跡。占拠初日に犯人らが男性約二十人を射殺した二階の教室では、レースのカーテンが血で染まり、血まみれの上着が放置されたまま。
犯人は別の人質に命じ、窓から死者を投げ出させた。その時に遺体から脱げたのか、男物の靴が片方だけ窓際に残る。
救出されたジャウルベクさん(八二)は「犯人は二階の教室で屈強な男性二十人をひざまずかせて銃殺した。こんな悲惨な光景は、ドイツとの戦争でもなかった。逃げる子供の背中も銃撃した」と、泣きながら絶叫した。
http://www.sankei.co.jp/news/morning/06int003.htm