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【カイロ=岡本道郎】イラク国防省は5日、旧フセイン政権ナンバー2だったイッザト・イブラヒム元革命指導評議会副議長が同国北部ティクリート付近で逮捕されたと発表した。
元副議長は旧支配政党バース党の古参党員で、元大統領フセインの側近中の側近。米軍が作成した旧政権要人指名手配リストでは、6番目に挙げられていた。
米軍側は元副議長が昨年4月の政権崩壊後、地下に潜伏して反米武装闘争を組織化、指揮しているとみて、同氏の拘束や死亡確認につながる情報提供に最高1000万ドルの報奨金を支払うとして、行方を追っていた。
情報を総合すると、米軍とイラク国家警備隊が、ティクリートと元副議長の郷里アッドールを集中捜索、持病の白血病治療のため診療所にいた元副議長を発見、拘束した。日時など詳細は不明だが、拘束にあたっては、元副議長の武装護衛ら約150人が抵抗、激しい銃撃戦が行われ、護衛ら約70人が死亡、約80人が拘束されたという。
昨年12月の元大統領拘束以来の大物逮捕で、これにより、旧政権主要幹部はリスト7番目のハニ・アブドッラティフ特別治安機関局長を除いてはほぼ全員が殺害、または拘束されたことになる。
しかし、元副議長の逮捕で、旧政権残党が求心力をさらに失うことは予想されるものの、イスラム過激派が主体とみられるイラクでのテロ活動の沈静化に直ちに結びつくとの見方は少ない。
(2004/9/6/00:16 読売新聞 無断転載禁止)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20040905it12.htm