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(回答先: Re: 国家という抽象的な概念に問題を還元すると本質が見えなくなる 投稿者 戦争屋は嫌いだ 日時 2004 年 9 月 05 日 07:14:00)
おっしゃるとおりですね。ナショナリズムに、意識的にせよ無意識的にせよ、とらわれた目で見てしまうと、本当の動きは分からなくなります。
近代の世界を作った者たちは「ナショナリズム」という概念を一つのワナとして仕掛けておいたのでしょう。フリーメーソンだかイルミナティだか、そんなものはどうでもよいのですが、少なくとも最初から国家など超越しているいくつかの勢力が、ぶつかり合い時にはくっつきあいながら、世界を動かしているはずです。
彼らにとっては国家など、まして国家元首など、チェスのコマに過ぎないでしょう。ヨーロッパにいると、ときどきふっとその存在を感じるときがあります。ナショナリズムの呪縛から開放された個人になって、世界を眺め直してみる必要があると思います。
なお、チェチェンに関しては、昨年までは地元のカタルーニャTVあたりで、何回か特集を放送していました。その中で、ロシア兵に家族を殺され家を失い、学校を失い将来の夢も失った少年が、涙ながらに「復讐してやる!」と小声でつぶやいていた姿が、目に焼きついて離れません。