現在地 HOME > 掲示板
> 戦争59 > 529.html
★阿修羅♪
|
現在地 HOME > 掲示板
> 戦争59 > 529.html
★阿修羅♪
|
|
| Tweet |
(回答先: 【大本営発：恒例の妖怪情報】ロシアの学校襲撃犯たちはアルカーイダから資金供与を受けていた可能性がある 投稿者 佐藤雅彦 日時 2004 年 9 月 04 日 08:44:05)
アル・カーイダが共闘拡大、露学校占拠資金も支援か
ロシア・北オセチヤ共和国の学校占拠事件は、国際テロ組織「アル・カーイダ」と、チェチェン武装勢力が共同で起こした可能性が濃厚になっている。アル・カーイダが地域的なテロ組織や武装勢力と共闘する例は最近目立っており、新たなテロ拡散への懸念が高まっている。
アル・カーイダとの共闘をうかがわせるのは、連邦保安局（ＦＳＢ）当局者が、犯人グループのうち「１０人がアラブ人だった」と述べたこと。ロシアに中東拠点のイスラム過激派が流れ込んでいることは以前から指摘されていたが、事実とすればテロ行為にも加わっていることを裏付ける。
また、資金面でも、４日付イズベスチヤ紙は、ＦＳＢ筋の情報として、チェチェンでアル・カーイダの代表を務めるワッハーブ派信者アブ・オマル・アッセイフ氏が援助したと報じた。ワッハーブ派は、サウジアラビアを中心とするイスラム原理主義で、穏健なスンニ派が主流を占めるチェチェンには、現在、ワッハーブ派の外国人が大量に入り込んでいる。
犯行の首謀者として、タス通信は同日、ＦＳＢ筋の話から、アル・カーイダと関係が深いチェチェン武装勢力のバサエフ野戦司令官の名を挙げた。実行犯としては、バサエフ司令官の側近「マゴメド・エブロエフ」の名前を示した。
バサエフ司令官は、１９９５年にロシア南部で５００人以上を人質にとった病院占拠事件、２００２年のモスクワ劇場占拠事件の主犯格とされる人物。今回の事件は、アル・カーイダの特徴である「大量破壊テロ」とも類似点が多い。英国の研究機関によると、同司令官派の幹部の多くは、サウジアラビアやヨルダン出身者が占めている。
ソ連崩壊後、アフガニスタンで対ソ戦に従事したアラブ人義勇兵が大量流入した。以降、「独立できれば世俗的国家でよい」（武装勢力の最高指導者・マスハドフ元チェチェン共和国大統領）という穏健な立場が主流だったチェチェン独立運動は様変わりした。
過激派は、都市での大規模テロ遂行能力に加え、豊富な資金源を持つ外国人を味方につけ勢力を拡大。バサエフ司令官はこうした外国人の支援を受け、穏健派が否定的だった自爆テロについて「ロシアに対抗するにはどんな手段を使ってもよい」と正当化した。
アル・カーイダ側から見ると、米国を中心とする対テロ包囲網が狭まる中、各地のテロ勢力、特に、米国と反テロで協調するロシアで抵抗を続ける勢力との共闘は、組織の生存上、必要な戦略と言える。
アル・カーイダは、各地のテロ組織に資金とノウハウを与え、テロの実行を任せる、「持ちつ持たれつ」の関係を世界中で築いてきた。（国際部 三井 美奈）
(2004/9/4/23:38 読売新聞 無断転載禁止)
題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。