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【ロンドン=蔭山実】核開発疑惑が持たれているイランが新たに、遠心分離機によるウラン濃縮の材料に使われる六フッ化ウランを大量に製造していることが国際原子力機関(IAEA)が一日に理事国に配布した内部報告書で判明した。濃縮が完了すれば、イランが開発を目指しているとされる型の核兵器五個分の濃縮ウランになるとみられ、米国は危険な行為だとして対イラン姿勢を一段と硬化させている。
産経新聞が入手した内部報告書によると、イランは五月二十一日、「ウラン濃縮作業の停止には合意したものの、濃縮用の材料の製造まで停止するとは約束していない」とIAEAに通告、六フッ化ウランの製造は濃縮作業の停止には含まれないとの見解を示した。
イランは六フッ化ウラン製造のためのウラン転換実験の再開を表明。五月から六月にかけての実験で三十キロから三十五キロの六フッ化ウランを製造し、八月から今月にかけては、粗精ウラン鉱(イエローケーキ)三十七トンを使って、六フッ化ウランを製造する計画であることを明らかにした。
内部報告書は核兵器製造を意図した作業かどうかは確認できていないとしているが、イランは六月二十三日に、ウラン濃縮のための遠心分離機の部品製造、組み立ての再開を表明、ウラン濃縮につながる懸念がある。
(産経新聞) - 9月3日2時57分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040903-00000012-san-int