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(回答先: 人質150人死亡か ロシアの人質事件 [共同通信速報] 投稿者 あっしら 日時 2004 年 9 月 03 日 20:30:35)
【ベスラン(北オセチア)町田幸彦】ロシア南部・オセチア共和国で起きた武装集団による中等学校占拠事件で、3日午後1時(日本時間同午後6時)過ぎ、学校で大きな爆発が2回あり、武装集団と治安部隊との間で激しい銃撃戦となった。治安部隊は学校に突入し、約45分後に学校を制圧した。17人前後といわれた武装集団のうち少なくとも5人が死亡したが、学校周辺ではなおも銃撃戦が続いている。武装メンバー数人が学校近くの住宅に立てこもっているとの情報もある。占拠事件は1日の発生以来52時間ぶりに治安部隊の突入で終結に向かった。しかし、人質のうち多数の犠牲者が出ている模様だ。
突入に伴い、上半身裸の子供たち約40人が走って逃げ、救出された。インタファクス通信は、ロシア治安当局高官の話として、人質となった子供たちのほとんどが無事、と伝えたが、救急隊員が慌ただしく担架で校舎内を行き来しており、タス通信は負傷した生徒ら約200人が病院に収容されたと報じた。またAFP通信によると、学校から少なくとも10人の遺体が運び出されたという。また治安部隊の突入前後に、学校の屋根の一部が崩落した。
人質の数について同共和国は、生徒や保護者、教師ら354人と発表していたが、治安部隊の突入前に解放された複数の人質が3日、約1500人に上ると証言し、情報は錯綜している。
銃撃戦が始まる前、共和国政府と武装集団は1日の占拠事件発生直後に死亡した人たちの遺体を回収することで合意、ロシア側による遺体搬出作業の際に爆発音が起き、銃声が響き渡り、その中を生徒たちが脱出した。この爆発についてタス通信は、治安部隊が人質を脱出させようと学校の壁に穴を開けるために起こした、と伝えた。一方で、武装メンバーが学校に仕掛けた爆弾が爆発したか、武装メンバーが体に巻き付けていた自爆用爆弾が爆発したとの情報もある。
占拠事件は1日午前10時(日本時間同日午後3時)ごろに発生。武装集団はチェチェン共和国内のロシア連邦軍の撤退と、イングーシ共和国で拘束されているチェチェン独立派メンバーの解放を要求していた。ロシア側はモスクワの小児科医、レオニード・ロシャーリ氏を仲介者として、電話による交渉を武装集団と行い、武装集団は2日に女性や子供ら人質26人を解放したが、水や食料の差し入れを拒み続けた。
毎日新聞 2004年9月3日 20時31分
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20040904k0000m030066000c.html