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【ロンドン=横田一成】英王立国際問題研究所はイラクの今後に関するシナリオを予想した報告書をまとめた。暫定政権内でイスラム教シーア派、スンニ派、クルド人の間の対立が激化して、イラクが分裂、内戦になる可能性が最も高いと指摘した。
報告書は(1)対立激化による分裂、内戦(2)各派が妥協し、国家としての一体性を継続(3)シーア派、クルド人がそれぞれ近隣諸国と結びつきを強め、イラク周辺の国家再編につながる――の3つのシナリオを想定。
内戦の可能性が高い理由としてシーア派強硬派、クルド人分離派が発言力を拡大しており、2005年末の総選挙に向けて米軍に対する抵抗が強まることを挙げた。 (19:52)
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20040901AT2M0101Z01092004.html