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【ニューヨーク=森安健】米共和党がブッシュ大統領を正式に大統領候補に指名する全国党大会が30日、ニューヨークのマジソン・スクエア・ガーデンで開幕した。党政策綱領では「大統領の最も重要な任務は国を守ること」と対テロ戦争に全力を挙げ、米本土の防衛を最優先する姿勢を打ち出す。
共和党は同時テロが起きたニューヨークを初めて党大会の開催地に選び、大統領の対テロ戦争での実績を訴える。大統領は事実上の選挙公約となる綱領を踏まえ2期目の政権構想をまとめる。
綱領では国連が米国にとって代わる存在になることはあり得ないとし「米軍が国連の指揮下で動くことがあってはならない」と断言。
米国にとって最大の脅威は「テロリストと大量破壊兵器(WMD)が結びつくこと」だとし、WMDの拡散防止などテロ対策に重点を置く。イラクを巡っては、半年で駐留米軍を大幅に撤退させるとする民主党のケリー候補に対し「安定化と民主化を支援するため残留する。使命を放棄しない」と表明する。 (01:11)
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20040830AT2M3000R30082004.html