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北朝鮮の金正日総書記の夫人、高英姫(コ・ヨンヒ/51)氏が死亡したとの情報はほぼ確実と見られる。
その間、愼重な立場を見せてきた韓国の情報当局者らも、死亡の方に重きを置いている。事実上「国母」だった高夫人の死は、北朝鮮にどんな変化をもたらすだろうか。まず考えられることは、金正日総書記の後継構図である。
▲後継構図から外された長男
後継競争で最も有利だったのは、成恵琳(ソン・へリム)氏の息子である金正男(キム・ジョンナム/33)氏だった。長男である上、外見や歩き方、芸術的才能まで金委員長に最も似ているという評価を受けている。政治感覚に優れているという証言も多い。
しかし、1973年から成恵琳氏が病気の治療のためモスクワに滞在する期間が長くなり、国母としての役割ができなくなるにつれ、金総書記の関心は自然と次男、三男へと向き始めた。
それに、金正男氏は2001年5月、日本に密入国を試み強制退去されたことで、決定的に金総書記から目をつけられたという分析だ。確かではないが、金正男氏は今、マカオに住んでいるという説が有力。
しかし、高夫人の死で、長男である金正男氏が後継者として「復活」する可能性もある。
▲正哲か、正雲か
成恵琳氏が2002年5月、ロシアで死亡した時から、北朝鮮軍内部では「高英姫偶像化」作業が始まった。これは金正哲(キム・ジョンチョル)氏や金正雲(キム・ジョンウン)氏を後継者にするための作業に他ならないと分析されていた。
二人の内、だれが有利なのかに関する情報はまだない。ただ、韓国の情報当局は、金正雲氏に重きを置いている。
高位情報当局者は「北朝鮮内で金正哲氏は芸術的才能が金総書記にに似ているが、リーダーとしての資質に欠けていると指摘されている。金正雲氏は対外的に活発に活動しており、リーダーシップを備えていると評価されている」と話した。
金総書記の専属料理人だった日本人の藤本健二(56)氏も、昨年出版した『金正日の料理人』と題した本で、「正雲は体型系まで金総書記にそっくりで、金総書記も最も気に入っていた」と紹介した。
ただ、高英姫氏の死で金正哲、正雲兄弟を保護するベールがなくなり、金正男を追従する勢力が反撃に出る可能性もあると分析される。
しかし、これに対して某情報関係者は「高英姫氏がすでに4〜5年前から乳腺がんなど重病を患い、活動できなかっただけに、今すぐに側近らの暗闘可能性はないだろう」とした。
結局、数年間にわたって行われてきた高英姫氏の偶像化作業を基に、20代初めの高英姫氏の息子中、誰がより「領導者」的資質を証明し、金総書記の気に入るかがカギとなるだろうという分析が、現在としては有力だ。
キム・イング記者 ginko@chosun.com
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2004/08/30/20040830000084.html