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09/15/2004
米軍、イラク人女性達を人質にして武装グループに投降呼びかけ
イスラム・オンライン2004/09/13付け記事より。
イラクのスンニ派武装グループのひとつ、サルダン・アル・アユービ旅団の声明によると、バグダッドの南70キロに位置するアル・ラティフィア地区で、イラク駐留米軍は8月26日に武装グループ側のイラク人妻と三人の娘を拘束しており、人質解放の条件として武装グループ側に武装解除と投降を呼びかけているという。
「シーア派もスンニ派も、アラブ人もクルド人も、名誉を守るために闘ってきた。女子供を守るために命を投げ出す覚悟はいつでもできている」と武装グループ側は態度を一層硬化させている。
イラク駐留米軍がイラクの女性住民を人質にするのはこれが初めてではない。サダム体制が崩壊した直後に、米軍はイラク前副大統領の二人の妻とその姉妹を人質として拘束し、投降をよびかけていた。2004年5月に拘束から解放されたイラク人女性弁護士の証言によると、人質とされた妻の1人は5月に解放されたが、残りの女性たちの消息は不明のままであるという。
イラク人側の情報によれば、少なくとも15人のイラク人女性が、駐留米軍キャンプに拘束されたままとされている。米軍による拘束から解放されたイラク人女性の1人は、ロンドンのAl Hayat紙に、刑務所内で米軍兵士によってレイプされた地獄の経験を証言している。
日々のニュースを追っていると忘れてしまいがちな事実をあらためて書いておくと、2004年6月30日に、イラクの主権は一応イラク人側に移譲されたことになっている。一方で、例えば2004/09/13日付けロイター通信記事によれば、イラク駐留米軍はヒーラ地区の村で住民に発砲し、6人のイラク人医師を殺している。同じ日にバグダッドでは、パレスティナ人ジャーナリストが、アル・アラビア放送の衛星生中継の最中に米軍ヘリの銃撃を受けてカメラの前で死亡している(この死亡映像は殺された記者の故郷でも生放送された)。これらの事件は、イラク住民の視点からみれば、近代兵器で武装した外国人テロリストによる犯罪としか映らないはずだ。
米国政府が密かにアルカイダを支援してきた事実はすでに世界中で知れ渡っている。そして今、人質をとってイラク各地で殺戮を繰り返している武装グループを、日本政府は公式に支援している。アメリカと競合する分野は、もはや自動車業界だけでもなさそうだ。
http://hiddennews.cocolog-nifty.com/gloomynews/