米国、アナンに「黙れ」！（エル・ムンド）

イラク戦争の合法性についての国連（アナン事務総長）と米国（＋その金魚の糞）との対立については日本でも報道されているようですが、こちらでちょっと面白い見出しと表現の記事がありましたので。

９月１７日付のエル・ムンド紙（電子版）によりますと、

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『米国はイラク戦争の合法性についてアナンに「黙る」ように忠告』

米国は、国連事務総長コフィ・アナンのイラクへの侵略の非合法性（la ilegalidad de la invasión de Irak：原文）に関する発言に対して激しく反応し、彼に「黙る」ように忠告した。その一方で、イラク戦争での米国の同盟国はこの軍事行動を「合法」かつ「必要」なものである、と断定した。
米国の国連大使John Danforthは、新聞記者に対して「もしそれが彼の助言だというのなら、彼に黙るようにお勧めする。もしそんなことを言いおうと決意するのなら今になってそれを言わないように忠告しておきたいものだ。」「我々はこの点に関しては事務総長には同意しない。極めて丁重に申し上げておくが。」と強調した。
【後略】

http://www.elmundo.es/elmundo/2004/09/17/internacional/1095380088.html

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後半は、すでに日本でも既報の、アナンの発言とそれに対する米国などの反応に関しての事実経過が書かれています。まさにヤクザ真っ青という感じです。

また、１６日のエル・ムンド紙（電子版）では、米国とその同盟国の反応が次のように書かれています。まとめの部分のみをご紹介します。

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『米国とその同盟国はアナンに返答し、イラク戦争は合法かつ必要だった、と主張』

少なくとも５カ国のイラクでのワシントン同盟国----英国、オーストラリア、ポーランド、日本そしてブルガリア----は、今週水曜日の国連事務総長コフィ・アナンによってなされたイラク戦争は「非合法」との表明に対して立ちはだかった。同盟国群はこの軍事行動が「合法」かつ「必要」なものだったことに固執した。

http://www.elmundo.es/elmundo/2004/09/16/internacional/1095358743.html

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こちらの新聞はおよそ似たような表現でこのことを伝えており、新聞自体の姿勢として、アメリカに対する反発を隠そうとしません。これは恐らくヨーロッパ内ではほぼ共通しているでしょう。しかし、この「ワシントン同盟国」の中にイタリアが入っていないのが注目されます。ベルやんもイラクでの人質事件がこたえているのでしょう。下手なことを言うと国内から総攻撃を受けますから。

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